[坪井川緑地散歩へ]
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 /// 熊本電鉄 ///
 上熊本−坪井川公園     北熊本行            5101      1両
  10:50       10:57
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 上熊本の改札を出ると、右手方向に電停があり、熊本市交通局の市内電車
の姿が見えた。何枚か写真を撮る。

熊本市電その1 熊本市電その2
 熊本電鉄・上熊本駅はJRの改札を出て左手方向だ。さっそく乗り場へと向かう。

 ここは無人駅。改札口にバスの車内に付いているような整理券の発券機がある。一枚抜き取り、ホームへ。

 そこには、東急電鉄で走っていたアオガエル・5100系が待機していた。水色・赤・青と3色に塗り分けられている。

 時刻表を確認。この時間帯の上熊本発の電車は、毎時20分・50分に発車するようだ。まだ発車時刻まで余裕があったので5100系の写真を撮る。

 この電車は、上熊本側と北熊本側で顔が違う。上熊本側は、ほぼ東急時代の顔。北熊本側は先頭車化改造を施した顔だった。
熊本電鉄5101 その1 熊本電鉄5101 その2
 電車に乗りこむ。乗客はパラパラ。非冷房車なので暑い。

 運転室後方には”東急車輛 昭和32年”と書かれたプレートが残っていた。ふと、つり革の広告部を見ると、

”ショッピング 夜9時まで お食事・喫茶 夜10時半まで 109 SHIBUYA”

と書いてある。なんと、東京の渋谷にある”109”の広告だ。

 東急時代に付いていたものを、そのまま残しているのだろう。まさか、熊本で”109”の広告を見ることになるとは…。思わず微笑んでしまう。

 そうこうしているうちに発車時刻となり、運転士がドアを閉める。ワンマン運転だ。

 途中、いくつか踏切を通過したが、警報機は”チンチン”という昔懐かしい音を立てていた。

 電車は何度も警笛を鳴らしながら走る。アっという間に坪井川公園に到着。

 運転士が見守る中、車内の運賃箱に150円と整理券を入れてホームへ降りた。
熊本電鉄5101のつり革
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