2017年02月12日(日) | 高峰山 | 浅間連峰 |
11日にフラワーハイランドに寒紅梅を見に行って(鳥もいるかも)、その近くのお寺でセツブンソウも見せてもらって、帰ってのんびりして居たら、携帯に着信があるのに気付いた。K2隊が「急に思い立って」明日高峰山に行くというお誘いだった。遊び過ぎかなとも思ったが、昨年の小浅間の楽しい夢の続きが見られるかと思えば答えは決まっている。 |
コース:車坂峠P9:05→高峰高原ホテル9:10-9:35→小休止9:55-10:15→展望台10:30→粒ケ平(高峰温泉分岐)11:05-11:10→高峰山山頂11:40-12:15→粒ケ平12:35-12:40→展望台13:00→高峰高原ホテル13:25-13:35→車坂峠P13:40 (所要時間4時間35分) 高峰山標高 2106m 標高差 135m 累積標高差 180m 歩行距離 3.2km 高崎P⇒車坂峠P 1時間45分 車坂峠P⇒高崎P 1時間30分 (データはK2隊のレポからそっくりいただき) |
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高峰山 |
高崎の駐車場で待ち合わせしてあたさんの車に乗せてもらう。お互いの車で直接行って高峰高原で待ち合わせれば30分は早く着くと思うが、最近高齢者の運転はあまり信用されない。心配されてしまう。今朝(16日)も地区担当の若いお巡りさんが現況確認にやって来て、「まだ運転してますか?」という。はいと言うと、「慎重に運転して下さいね。」「これからは毎年講習がありますからね。」と念を押された。嫌だね。否応なく老境に追い込まれていく。僕のボウリング仲間ではスペアの後は必ずガターとか、2、3本しか倒せないことが多いというのが定説だよ。 |
よく晴れてわくわくの天気。しかし浅間山の噴煙は南側の山の斜面に沿って吹き下ろされている。風が強そうだ。 | ||
車窓から浅間山の噴煙 |
高峰高原ホテルの駐車場は既に満車。下の車坂峠駐車場へ。ここもほぼ満車だったが運よく駐車できた。支度をしてまずは高峰高原ホテルへよってトイレを借りる。外のトイレは冬季閉鎖中。 |
車坂峠P、白い山は東篭の登山 |
駐車場確保、支度して・・・ |
まずは高峰高原ホテルへ。 |
ホテルの前は展望がいい。さっそくはらっぱさんが富士山発見。八ヶ岳もすっきり。北アルプスも見えている。これは幸先いい。 | ||
展望八ヶ岳 |
高峰高原ホテルの裏の駐車場でワカンを付ける。あたさん、はらっぱさんは真新しいスノーシュー、特にあたさんは昨日買ったばかりらしい。こちらはもうワカンの付け方も忘れてしまった。自分のは適当に縛り付けるが、妻のははらっぱさんとあたさんに任せきり。しっかり付けてもらう。 | ||
ワカンをしっかりつけてもらう。 |
はらっぱさんを先頭に駐車場の雪庇を越えて登山開始。登山口の鳥居は頭だけ見えている。2m近い積雪がある。 |
踏み跡はなくまっさら雪の上をはらっぱさんが行く。昔そういうのってとっても楽しくて嬉しかったよね。はらっぱさん今もそうかな。 |
林の中を登る。今朝は歩かれてないようだが踏み跡はあった。ここだけがかなり急な登り。早くも遅れ始める。 |
息も絶え絶え。 |
富士山 | 八ヶ岳 |
登り始めてまだ20分、見かねたあたさんが展望のよさそうなところで休憩を取ってくれる。お陰で元気回復。 |
林を抜けた。 |
雪庇を越えて稜線に出る。専属カメラマンがいい所だけ前に出してくれて、カッコいい写真を撮ってくれた。 |
年賀状写真もう決ったようなもんだね。 |
あたさん、はらっぱさんも稜線を越える。一瞬強い風が雪を飛ばす。 |
展望台到着。黒斑山は霧氷で白く輝いている。 |
展望台の上で |
展望台まで登ってしまえば後は稜線のだらだら歩きを楽しむだけ、なんてちょっと舐めてたね。歳だし、歩いてないし、慣れない雪だし、風は強くて冷たい。標高が高いから−15℃位になってるんじゃないかな。風の当たる右のほっぺたが凍傷になってしまうんじゃないかと心配したよ。 |
展望台を下る。 |
山を越え |
谷を渡り |
展望を楽しむ。(水の塔山・東籠の登山) |
雪庇のカーブがきれい。稜線は雪庇の雪が積もって雪原のように広くなって夏道のイメージとは違う。 |
モデル撮影会?余り寄ると落ちるよ。 |
八ヶ岳をバックに気分最高 |
目的地の高峰山が見える。 |
カメラマンも撮ってあげないとね。 |
あれ誰かよって来たよ。 |
何してんの! |
結構アップダウンもある。 |
もう少し左によって、ってカメラマンが言ってる。心配そうに見ているはらっぱさん。 |
早くおいでって二人が待っている。雲が多くなって日が陰ることが多くなった。 |
やっと粒ヶ平(高峰温泉分岐)到着。休憩。ちょうど(多分高峰温泉主催の)スノーシューツアーの一行が高峰山の方から帰って来た。我々の前で遅れた人を待って全員集合。お揃いのスノーシュー(あたさんのと同じだそうだ)で歩けて楽しそうだ。妙齢の女性が多いかな。中の誰かが「強風で飛ばされちゃうよ」と言ったら、あたさんがすかさず「軽い人しか飛ばないよ」だってさ。よく言うよ。言った人は絶句。うけたね。うちの人も飛ぶ心配はなさそうだ。 |
粒ヶ平 (高峰温泉分岐)到着 |
かなりへばっていて何処で切り上げて帰ってもよかったんだけれど、ここまで来たら高峰山まで行かなければと頑張る。結構だらだら登ったり下ったりなかなかたどりつかない。太腿に疲労がきている。つらないように祈る。 |
林があるので風当たりは少し楽 |
山を越えた雪雲が大きな積雲の塊になって佐久平の方へ流れてゆく。太陽は出たり陰ったり。陽が当たると嘘のように暖かさを感じたりする。 |
後ろから雪雲が押し寄せている。 |
妻は寒いので何時ものマスクをしたら、外したとたんに息で濡れたところが凍り始めたと言っていた。昔は寒いところは目出し帽だったけれど、今の人はお面みたいなマスクしている。それにカッコいいゴーグル掛けるとガンダムみたいだ。 | ||
最後のピークを越えて。よく頑張ったね。 |
山頂 |
山頂到着。頑張りました。雲が多く太陽を隠してしまうのが残念。今年初めての山頂です。 |
サポートありがとう。二人の笑顔に何時も救われる。 |
しばし展望を楽しむ。ただし黒斑山も八ヶ岳も山頂は雲に覆われていた。 |
岩陰に風を避けてランチ。水もおにぎりも半分凍っている。折角楽しみにしていたランチもこれでは楽しめない。あたさんとはらっぱさんは指先が凍傷になりそうだと思ったほど寒かったらしい。凍りかけのおにぎりを一口も食べないうちに撤収。八ヶ岳や北アルプスの展望を楽しみながらのランチを期待したのに、こういうこともあるよね。それもまた楽しからずや。 |
凍ったおにぎりは食べられない。 |
粒が平で小休止、アーモンドチョコレートでちょっぴりカロリー補給?。相変わらずの寒空。 |
分岐で小休止。 |
展望台に向け浅間連峰の主稜線を戻る。 この稜線の登り下りの標高差は20mはないはずなのに、壁みたいに見えるよ。あたさん達が寒いのに辛抱強く待っていてくれる。 |
一時雪まで混じりだした。 |
もう少し |
やっと展望台に戻ってきた。展望台には子供連れのファミリーが休憩していた。やれやれ。 |
朝カッコ良く越えた雪庇を下って森の中へ。風も直接当たらずほっと気が緩むのが分かる。これで足がつってもあたさんが面白がって引きずりおろしてくれるだろう。しかし安心するとつる気配も消えてしまった。 |
K2隊は楽しそうに踏み跡の無い雪面を選んでバサバサ下って行く。写真を撮ろうと妻にもそれを強いている。昔それが楽しかった時もあったね。今は出来るだけ足に負担が掛らないようにそっと踏み跡をたどる。 |
安堵すれば雪まみれも楽しみのうち。 |
鳥居が見えて来た。風に飛ばされる雪煙がすごい。 |
鳥居さんありがとう。無事戻りました。 |
一旦例によって高峰高原ホテルによって、駐車場まで下り登山終了。あたさん温泉付き合えなくてごめんね。 |
また運転はあたさんに任せて半分居眠りしながら高崎の駐車場に4時には帰着。いつもだけどお世話になりました。忘れ物しないように荷物を自分の車に戻してお別れです。次が楽しみです。またよろしく。 |