05.04.22(FRI) 三ツ岩岳 西上州


 あおちゅうさんのホームページによると三ツ岩岳は17日には既にアカヤシオが咲いていると言う。じゃあそろそろ見頃かな、と言うことで二人で出かけることにしたが、三ツ岩岳は昨年も行っているので今年はお隣の烏帽子岳に登るつもりだった。ところが途中林道から双眼鏡で見ると、三ツ岩岳の山頂はピンクに染まっているのに、烏帽子岳の山頂には花が見えない。それで烏帽子岳にも未練はあったが今年もまず三ツ岩岳に登ることに予定を変更した。


コース:大仁田ダム(竜王の里宮)10:40→最初の尾根11:15→第二の尾根11:35→山頂12:10-12:45→竜王大権現13:10→竜王の里宮13:40 (所要時間3時間)

下仁田から県道45号を南牧川沿いに南牧村役場手前の雨沢まで入り、三叉路を左折して支流の大仁田川を大仁田ダムまで遡る。大仁田ダムの提体の下が登山口の竜王の里宮である。

駐車場:登山口前、および少し手前に合計15台程度は可能な駐車場がある。最新設備のトイレあり。
山頂付近のアカヤシオ
後ろ中央のピークは立岩


 登山口の竜王の里宮の前には、既に4台ほど駐車している車があった。一台は運転手付きマイクロバスで、山は混雑かなと心配しながら準備をしていたら、三ツ岩岳から10人ほどの団体さんが下ってきた。聞いてみたら三ツ岩岳はもう登ってきて、これから烏帽子岳を登るという。頑張るなあ!
 私たちのすぐ後から来て横に駐車した人は、同じ前橋から来た単独の40代位の人で、「ヒトツバナは咲いてますかね」と心配そう。”山頂は赤くなってましたよ”と言うとそれはよかったと、手早く準備して先に行ってしまった。
竜王の里宮前の駐車場


   歩き出しは杉林で、花は少ないが白いエイザンスミレ、黄色いエンゴサク(キケマン?)などがある。ハシリドコロや白いエンレイソウが開きかけていた。小さい花のアップの写真はみんなピントが外れていた。液晶画面のピント枠が何処に出ているか老眼では見えにくい。赤かなんかの派手な枠に切り替えられるようにしてくれると、助かるんだけどな。歩き出すとすぐ竜王大権現への分岐があり、昨年同様この道は下りに使うことにして直進する。
 
ハシリドコロ

 最初の尾根に出るとミツバツツジやアカヤシオが見え始め、雑木の急登を登って次の尾根に抜けると左手の崖側はアカヤシオが沢山咲いている。時期は遅く僅かだがカタクリもある。珍しく生き生きしたヒカゲツツジとアカヤシオに彩られた危険な崖をロープを頼りに登る。ここで後から来たご夫婦?に追いつかれた。後ろから煽られると写真が撮りずらいので、道を譲って先に行ってもらう。


コルの向こう 危険な崖
写真を撮ることに気をとられて
うっかり落ちたらただじゃすまないよ


 山頂には先ほど先行したお二人と、更にもう一組のご夫婦と思われるお二人がいた。頼まれてシャッターを押してあげたり取敢えず記念撮影。アカヤシオは満開で、白っぽくなってしまったのもあればツボミもあるという状況。これで文句を言ったら罰が当たる。あまり混み合うのも気詰まりだし、後から来る人のことも考えて山頂を譲って、分岐より竜王大権現側のアカヤシオに囲まれた展望台のような崖の上まで下り食事にした。食事中に分岐の辺りでにぎやかな話声が聞こえていたので、又何人か山頂に到着したようである。
山頂


 アカヤシオを堪能して竜王大権現に下る。かなり怖い所を含む小さなピークを登り下りして、角のような岩峰の下を杉の植林地に入ると、すぐ竜王大権現の小さな粗末な社がある。ここで幸運を感謝して手を合わせひと休みしてから、最大傾斜で40度位ありそうなほとんど緩むことのない杉林の急斜面を、登山口近くの分岐点まで一気に下る。
やっと一枚アップに成功

竜王大権現の壁と大杉 竜王の頭


 駐車場には烏帽子岳に向った団体さんのマイクロバスがまだあった。車で烏帽子岳の登山口を確認に行く途中、大仁田ダムの上で隣に停めた単独の男性に再会した。三ツ岩岳では遇わなかったので聞いたら烏帽子岳に登ったとのこと。山頂から見ると三ツ岩岳は赤く染まっているのに、烏帽子岳には花がなくがっかりしたと言っていた。







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