04.07.11(SUN) 地蔵岳 赤城山

 寝つきはいいのに朝起きてから身体が始動するまでやけに時間が掛かる。このところ半端じゃない暑さのせいだろうか。それとも無理がたたったかな?。身体を動かして体調を整えようと参議院選挙の投票を済ませた後、その足で赤城の地蔵岳と覚満淵を散歩しに出かけた。ニッコウキスゲとアヤメが咲いているかもしれない。


コース:八丁峠登山口12:30→山頂13:10→13:40

小沼の駐車場はまだ改修工事中で使えない。八丁峠よりの路肩に2箇所、各5〜6台停められる駐車場がある。登山口にも5〜6台駐車できる。

トイレは工事中の小沼駐車場が使える。バイオトイレである。

 
シモツケと地蔵の空:

 5月の末、12人の仲間と向かいの長七郎山へ向かった76歳の女性が行方不明だと聞く。その後の大捜索にもかかわらず発見されていないという。確かに東面に危険な崖はあるが、遭難に結びつくようなコースではない。発見されないということは自ら危機を脱すべく捜索圏外まで歩き去ったと言う事であろうか。年齢を問題にはしたくはない。むしろ自制したコースの選択であったと思う。しかし安全と信じるコースだからこそ彼女は一人取り残されたのだろうか。
地蔵岳中腹から小沼と長七郎山

 最近相次いでお友達のお友達が山で骨折した話を2件聞かされた。一件は袈裟丸山の下りで滑って転倒、足を骨折したが運良く携帯が通じ、救助隊のお世話になって下山したというもの。もう1件は丹沢で自分で踏んだ草にもう一方の足が絡んで転倒し、これも足を骨折したが、痛さに耐えて自力で下山したというもの。いずれも他人事ではない。どんな所でも何時あってもおかしくない事態である。ちょっとした不注意に不運が重なれば致命傷になりかねない。他山の石として肝に銘じてより注意深くあらねばならないと思う。だが危機ばかりだから生きるのを止めようと思わないように、今山へ行くのを止める気は無い。


 気をとり直して歩こう。今年は尾瀬のニッコウキスゲはほとんど咲いてないという。雄国沼も霧ヶ峰も悪いという。地蔵岳も咲くときはかなり咲くが今年は(少なくとも今は)数えるほどしか咲いてない。はずれ年もあるのだろう。しかしまあ名所の花を訪ねるわけではない。気を落とさず咲いてる花で満足しよう。


アヤメ
ニッコウキスゲ



オカトラノオ
タツナミソウ


 今、旬の地蔵岳南面の花はシモツケとウスユキソウかもしれない。コメツツジも咲いている。花の無い時期沢山有るつつじの木にどんな花が咲くのかと期待していると、地味で小さすぎる花にちょっとがっかりする。山頂の展望台が危険になったのか閉鎖されていた。仕方が無いのでお地蔵さんの近くで休憩したら周りにタツナミソウが咲いていた。ハクサンフウロも多いが時期が遅いのか登山道を外さずにいいモデルさんを探すのは難しい。
 帰りに覚満淵を一回りしたが端境期か下草刈りの影響か、花は何も無くうら寂しい感じである。箕輪付近の赤城道路沿いにキツリフネが沢山咲いているのが見えたが、さすが7月の日曜日で車も多くちょっと車を停めてという訳にも行かなかった。 






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