02.02.27(WED) 根本山 足尾・安蘇
根本山は気になっていながら中々登るチャンスの無かった山である。リタイアして自分の時間にゆとりが出来てやっと行く気になった。5月のヤシオツツジ、10月の紅葉と紹介されているが、今なら一人の静かな山歩きが満喫できそうである。偵察を兼ねて出かけてみた。
コース:三境林道分岐点11:45→不死熊橋11:55→祠12:44→山頂13:55(昼食)→往路を戻って駐車場15:55 (所要時間4時間10分)
標準コースタイム 3時間20分
不死熊橋の上で沢コースが崩落していたので無理せず中尾根コースを往復。
駐車場:三境林道への分岐点手前の林道が広げてあり20台程度は駐車できそう。分岐点より不死熊橋側は車両通行止め。トイレ無し。
根本山山頂 1199m
駐車場付近の沢と不死熊橋付近の小さな滝。水は澄み切って、秩父古生層といわれる白っぽい岩盤をうがって流れる沢は明るい印象である。
誰一人出会う人はおらず文字通り静かな山歩きである(寂しい!)。おのずと内省的になり俯いて黙々と登る。祠を過ぎたあたりの尾根道で突然カモシカに出会った。至近距離(2〜30m)で一瞬目が合った。慌ててカメラを取り出す間もなく、カモシカはさして慌てた風も無くガサガサと根本沢の急な崖の藪の中に入って行ってしまった。登り道は幾つもの小さなピークを越える。そろそろ山頂だろうと思っていると又先があって騙される。山頂付近を除いて尾根道に残雪は無かった。無人の山頂で上半身裸で日光浴をして帰ってきた。
桐生市街から桐生川沿いにひたすら走り続けると、桐生川ダムを経て一度も曲がることなく三境林道分岐点の駐車場に達する。解りやすい道である。不死熊橋の登山口には桐生市の建てた立派な(しかし朽ちかけた)案内板が有る。根本沢の沢コースは入り口近くで崩落したまま放置されており、あまり整備されているようには見えない。
ほぼ中間点の祠
帰りの駐車場:ピカピカの観光バス駐車していた。団体さんが沢コースに入ったのだろうか。この時期団体さんが入るような山とも思えないのだが。シーズンに備えて運転手さんが道の確認に来て昼寝でもしていたのだろうか。