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「霊のお話」                           2005.2.15


僕は普通の人では起こり得ない体験をすることがあります。

その中のひとつに霊体験があります。

ですが霊能者などのように、いつでもどこでも霊が見える

というものではありません。

実は霊や死後の世界のことは一番話したくないことなのだけど、

掲示板に質問があったので少し整理する意味で書いてみます。


この手の話をしたくないのには理由があって、人は自分で見たり

体験していない訳の分からない現象に対して、まったく理解を示してくれず、

話しだけでは絶対に納得してくれません。 

大概の人は、ウソくせーとか、それって妄想? 幻覚をみたんじゃないの? 

とバカにして話は終わってしまいます。


先日も、同僚と酒を飲みながら霊体験のことを冗談半分に話したところ、

「ちゃんと証拠をみせてくれたら信じるよ」と言われてしまいました。

いくら話しても信じてもらえないことをよく知っているから、

霊体験などの普通じゃありえない話はしないようにしています。


それでも霊能者については、信じる信じないは別にして

多くの方が興味を持たれていますよね。

そんな霊能者は本当に霊が見えるのでしょうか?

僕的に言わせてもらうと、霊能者には本物と偽物がいます。


偽物といっても、普通の人よりも霊感が強かったり、

相談者の仕草や言葉遣い・発音の強弱などから心理を読む能力に

長けている霊界や世間一般常識に関する知識が豊富な人達です。


では、偽物と本物の霊能者を見分ける方法はあるのでしょうか?

実は見極めはとても簡単で、

偽物の霊能者は、個人の利益や名声のためにテレビに出たり、

霊能と称して高額の鑑定料を要求したり、宗教勧誘などに霊を持ち出し

霊を利用(悪用)している人達です。

霊の存在を確信している本物の人は、霊の存在を知り

死後の世界を確信しているので、現世で霊を利用して商売をすることなど、

次世で天罰が下ると思って普通はやらないでしょう。


では、霊とは恐い存在なのでしょうか?

僕の経験では、霊はまったく恐くありません。

見た目変なの(可愛いっぽい?)もいますが、まったく無害です。

むしろ、霊は自分を良い方向へと導き、守ってくれる存在です。

霊が恐いというのはテレビや映画・マンガ・雑誌などの影響によるものであって、

視聴者が興味を示すから霊を恐い存在にしているに過ぎません。


それでは、霊とは一体何でしょう?

僕が思うに、霊は低密度のそんなに大きくない物質(原子や中性子など)の

集合体であると考えています。

たとえて言うなら「たまゆら」みたいなものでしょうか?

物質の集合体としての霊をみたことがないので何とも言えませんが、

多分その様なものであると考えています。

そもそも、低密度の原子の集合体は人間の目では見えません。

空気や光のような物質だと考えています。


僕の場合、霊を観る(感じる)場合は、普通の状態では見えません。

何か違う意識で霊の存在を観ていたり、感じていたりします。

(霊魂を直接観るのではなく、霊の存在を概念として観ています)

なぜそんな形で見えるのか? は僕にも理解出来ないことだけど、

感覚が鋭くならないと霊の存在を認識できないことは確かです。


では、霊という物質が本当に存在する可能性はあるのでしょうか?

その昔、文明がそれほど進歩していなかった時代のことです。

人が病気にかかると、霊媒師のところに行き、悪魔払いのお祓いをして

病気を治していた時代がありました。

当時、病気の原因が目に見えない微生物であるなどと、

誰も予想しなかったし、考えてもみなかったでことでしょう。


ですが、ある科学者が何か目に見えない得体の知れないものが

病気を引き起こしていると予測し、確信して研究を進めた結果、

科学の発展とともに顕微鏡が発明され、

ついに細菌という微生物が見つかり、目には見えない小さな生物が

病気を引き起こすことをつきとめました。


そして、細菌よりさらに小さなウィルスの存在が見つかっていない時代のこと。

多くの学者が細菌より小さな生物など存在しないと口を揃えて言っていました。

しかし現代では電子顕微鏡が発明され、ウィルスの存在が明らかになっています。

今では、科学の進歩とともに普通の状態で目に見えない、訳の分からない

生物がこの世に存在していることは常識となりました。


さらに最近では、ウィルスよりも小さいプリオンという物質(タンパク質)が

狂牛病の原因であることも判明しました。

目に見えない、常識的ではない霊も時代の進歩とともに見つかる可能性も

あるかも知れませんよね。


ですが普通に考えると、微生物と霊はまったく違うだろう、と思うでしょう。

果たしてそうでしょうか?

そもそも、ウィルスやプリオンは生物であって生物ではありません。

生命体としては常識では考えられない、たんなる物質の集合体です。

単体では生きていけない、食事をとらない、そんな不思議な物質が増殖したり、

宿主生物を殺したりするのだから、そもそも自然界をよく観察すると

人間の考えている常識なんてものはまったく通用しないんです。

霊もそんな性質を持った物質の集合体であると考えられなくもないんですね。


まぁ、この話は僕の何の根拠もない推測にしか過ぎませんが、

さらに科学技術が進歩し、霊の存在を発見する時が来るかも知れません。

その時始めて、世間の常識が覆り、僕の霊体験を公に話せる時が来るのでしょう。

そして、霊の存在や死後の世界があることが常識になるのでしょう。


霊が存在することが常識の時代になったら、酒飲み仲間に

「僕の話は嘘じゃなかったでしょ」って大声で言い返してやります。

そんな時代がいつか来るのでしょうか? 

科学にうとい僕には分かりませんので・・・あしからず!




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