
2019年の落花生は順調に生育しネズミ害はほぼ無し、カラス害も無しでした。落下生栽培は畑の場所の選定で8割がた決まるようです。とりあえず2年以上続けて同じ畑で栽培できない(ネズミに発見されてしまう)ことはほぼ確定です。
2018年の落花生は3品種の栽培にチャレンジしました、らっか栽培3年連続の畑です。郷の香は粒が大きくてゆでらっかでとても美味しい品種なので炒りらっかでも美味しい事を期待して作ってみました。みねらっかは去年サウザンクロスを収穫した際に明らかに形の違うらっかが付いている株を発見、味見してしまうとタネが無くなってしまうのでぐっと我慢して今年まいてみました。無事増産できたので味見は後日。
もう完全にネズミに覚えられてしまったと見えかなりの食害が発生しました。株を引き抜いてもらっかが1個も付いていない時のこのガッカリ感ときたらどうでしょう。へなへなへな〜です。来年は畑を変えます。絶対に。
2017年、栽培2年目のサウザンクロスはネズミさんに見つかってしまいました。生育そのものは順調でしたが収穫の2割ほどがネズミさんのご馳走となってしまいきえてゆきました。16年と17年にらっかを栽培している畑は頻繁に猫がうろうろしているのでネズミさんにはハードルが高い畑と思って安心していましたがわずか1年にしてサウザンクロス安住の地に暗雲がたれ込めてきました。次なる畑は、ここでもう一年か…かつてイチジクがハクビシンに齧られていた畑はどうでしょう?。ハクビシンはネズミさんを獲るのでしょうか。ハクビシンはらっかを穫るのでしょうか。適当に決めると痛い目にあいそうな予感がするのできちんとリサーチしようと思います。
2016年はサウザンクロスというらっかせいを蒔いてみました。1粒1粒は小さいですがとても美味しいらしいので栽培してみることにしました。1袋25粒入りのタネを2袋50粒蒔きました。発芽前にモグラの穴に落ちてしまう種が1/5位、発芽したばかりの時にキジに食べられてしまうものが少々、無事に育ったのは30株ほどでした。それでも思いのほかたくさん収穫できたのはネズミの被害が無かったからに間違いありません。味も家族から合格をもらえて満足できる結果となりました。
2015年からは郷の香とおおまさりという落花生を作りはじめました。が、結果は15点です(100点満点で)。
まず郷の香ですが早い堀りゆでらっか用なのは知っていましたが、あまりおいしくありませんでした。理由は薄皮がカタイ、エグイ、シブイ、実そのものに甘みが無い。…まあ以前作っていたらっかのハードルが高すぎたのかもしれませんが。
おおまさりはというと、いつまでたっても収穫のサインが出ないので掘ってみたら収穫が早すぎて実がぺっちゃんこ。ビニールマルチを使わない当園では作る事のできないらっかせいということが判明。
そしてらっかせいといえば必ず出てくるネズミの被害、2015年は「かなり悪」で全体の2/3タダ喰いされました。
2014年まで当園で栽培していたらっかせいはとあるルートで入手した品種不明のものでした。千葉県ではらっかの王様といわれている「千葉半立」という品種があり、これが一番おいしいということになっています。だけど私はその名も無き落花生も負けじとオイシイような気がしていました。そのらっかは脂っこくなく甘く、薄皮のアク味も軽いのでした。
そう、残念なことに過去形です。そのらっかのタネは力及ばず2015年で絶えてしまいました。おそらくどこかで作り続けている方はいると思いますがもう入手する方法がないのです。
以前販売していた「生らっか」は天日乾燥し、殻をむいた中の身です。水で戻して塩茹ですると実においしいです。止まりません。特にちっちゃくてしわしわの見てくれの悪いものは茹でると素晴らしくオイシイ茹でらっかとなります。目からウロコ。でも見てくれが悪いので選別の段階でふるい落としてしまいます。(写真:天日乾燥中のらっか達)