
最初は関東地方で作られている六条大麦の皮麦を育ててみたのですが、収穫した実にはどうやっても取り外せない皮がガッチリとへばりつき、炒って麦茶にするしか使い道が無かったのです。そこへ関西には皮がついていない大麦があることを知り、育て始めたのがはじまりです。皮麦で難儀した分、収穫後乾燥、調整したらすぐ食べられることに大感激したことを今でもわすれません。
広島在来は草の背が低く、植物全体が紫色になり最後まで穂が下を向かない直立型です。
ダイシモチと六条モチは草の背が高く、植物全体が黄色〜薄茶になり同じく直立型です。
スミレモチは草の背が高く、葉茎は緑色で穂だけが紫色です。穂の毛がとても長くお米の穂のように下を向きます。しなやかで風にそよぎ、ややたおれにくいようです。
2012年まではもちムギはあまり気合いを入れて栽培していませんでした。次年のタネ用と自分で食べる用を確保したらあとは収穫すらせずにそのまま敷きワラとしてお芋にあげていました。がんばって全部収穫しても、乾燥、脱穀、ふるい、選別などかなりの手間と時間がかかる上に結局自分1人では消費しきれずにがっかりして終わり。ということを体験してしまったからです。
ところがここへ来て状況に変化が!。もちムギのおいしさ(?)に目覚めた家族が玄米ごはんに入れてたべてくれるようになったのす。俄然気合いが入る私。
2013年産のもちムギは高いレベルでモチベーションをキープして収穫しまくり干しまくり脱穀しまくりふるいまくり選別しまくった結果、家族では消費しきれず、がっかりして終わり…という体験をすることになりそうです。
ま、それは良しとしてこの度当園で栽培している「ダイシモチ」が「ダイシモチではない」かもしれないという疑惑が持ち上がってしまったのです。ダイシモチの写真記事を見た所紫色の麦が写っているではありませんか。え!え?当園で栽培していたダイシモチは黄色い麦だったのですが…ダイシモチちゃん、あなたは誰?