小さな日陰の畑があり、作る作物もないのでしかたなくみょうがを植えてみました。当初はといえばきちんと面倒をみていました。大量の籾殻をいれたり、草取りしたり、混んだら間引きをしたり、それでも収穫目前に台風で全てなぎ倒されたり、原因不明のままみるみるうちに枯れたりもしました。みょうがは収穫して土やゴミを洗って1つづつふきんで拭いてなど手間もかかり、早生のブルーベリーと収穫時期が重なるようになり徐々に情熱が薄れてしまい、足も遠のきほったらかしとなり、数年が経ちました…。
するとどうでしょう!
みょうが達はやや背が低くなって台風にも強くなり、弱い株は死に絶えて病気で枯れるものも少なくなり、なかなか良いみょうががザクザクと収穫できるようになってしまったではありませんか!!。なあんだ。何もしないほうがいいじゃーん。
(知らない人が勝手に収穫していくようになったのはやめて欲しいですが…)
その後も特に手をかける訳でもなくもみがら育ちだった所に落ち葉を投入、するとふっくらとしてやわらかく、色白でほのかにピンクのみょうがが急増!。はっぱの下から探して採る収穫の手間は増えましたがそれ以上に嬉しい効果が多すぎです。1冬中落ち葉を集めてくれる家族のみんな、ありがとう。
そして今年もヨロシク頼むぜみょうがちゃん。
2016年にはみょうがが大豊作になりました。やはり土地が合っているのでしょうか。植え変えをしないのに毎年すばらしいみょうがが出てきます。冬に落ち葉をどっさりかぶせ、夏に周囲の草刈りをする意外全く手をかけていませんので栽培しているというのはもはや過言かもしれません。
しかしみょうがの収穫はブルーベリーと重なるのでブルーベリーが順調に成っている年は必然的にみょうがはほったらかしになり、人知れず大発生している所を通りがかりのおじさんなどに発見され「みょうががすごいぞ。収穫しないともったいないじゃないか!」と忠告されたります。そんな時には「あああ、ブルーベリーを採っているとミョウガがあぁ」「みょうがを取っているとブルーベリーがあぁぁぁ…。」『両手に花』とは決してならないのであります。

みょうがたけ(右写真)は春になり土のなかで待ち構えていたみょうがの芽の上に箱を置いたり、大量の落ち葉をのせたりしておくとひょろひょろと成長したまっしろな芽になります。これが「みょうがたけ」です。少量ですが収穫・販売することもあります。
ところでみょうがを食べると物忘れをするという噂がありますが、毎日毎日2〜30個を1週間食べ続けても特に忘れっぽくなったということもなく生活に何ら影響はないようですね。あたりまえかもしれませんが。
みょうがは日本のすばらしい野菜です。(栄養的には特別すばらしいというわけではないらしい)日本に生まれてよかったと感じます。