「ぶらじる」は当園にいまや雑草レベルで自生しているミニトマトでほぼ自分で食べる+家族が食べる用に作っているみたいな感じになっています。トマトとしては全く手がかからないのを良い事に種まきも草取りも肥料も水もやりません。好きな場所から自由に生えて勝手に実を付ければ熟すのを待ってちょっと拝借します。そして秋になれば枯れてゆきます。
トマトは本気で作ってもトマトプロにはまったくたちうちできないので(この辺りはトマト産地)、自家用に+多く採れたら直売所用にと考え方を変えたらとても楽になりました。とはいえ収穫時期はトマトの洪水です。
←勝手に繁茂して自分の森を形成するぶらじる
このブラジルミニは普通のミニトマトとは少し違います。最近のミニトマトというと真っ赤でまん丸でとっても甘い。ブラジルミニはオレンジっぽくて長細くて皮もかたいし全然甘くない。考えてみたら商品としての魅力はないのかもしれないと一時は販売する意欲が起こらず、結局8月〜11月までひたすら自分で食べ続けておわった年もありました。私にとってのブラジルミニは露地で薬も使わないのに手間のかからないすばらしい子です。毎日毎日ドンブリ一杯食べても全くあきることなく自分がこんなにトマト好きであることにおどろいたりしています。ぶらじるでいいのです、ぶらじるがいいのです。
そんなこんなで収穫時期はトマトの洪水になるので食べきれない分はちょっと加熱して(つぶれてかさが減る)冷凍しちゃいます。これで一年中食べられるとにまにましますが、結局すぐにたべちゃって1年のうち10ヶ月くらいはぶらじるミニの無い生活に。トマトって食べつけると何故こんなにおいしいのでしょう。
さらにうれしいことにこの「ぶらじる」を指名買いしてくれるお客様がいらっしゃいますので今年も栽培します、もちろん栽培しますとも。