
写真上がつるくびかぼちゃ。下は左から「しろみくり」「かちわり(まさかり)」「カンリー」です。つるくびカボチャは、はやいうちはホクホク系、しばらく寝かすとしっとり系。
灰緑色の皮に細長い形、身の色はレモン色、見た目あまりおいしそうではありません。ちょっと変わったかぼちゃだったので面白くて作ってみたらとってもホクホクですごく美味しかったので、2009年頃までいろいろ変遷してきたカボチャ栽培もつるくびかぼちゃでいくことにしました、。
ところが2010年の栽培ではどういうわけだか全く育たず、やむなく2011年は新たにつるかぼちゃ(実)を購入して取った種を撒いた所いろんな形のいろんな色のカボチャができてしまいました。つるくびかぼちゃっぽい実もできたのですが全部食べてしまいました。
2012年はその中でとっても美味しかったものの種を撒いてみることに。するとどうでしょう、ほぼ全てつるくびかぼちゃになりました。ただ皮の色が青っぽい灰色(こちらが本来の色)のものと真っ白(キレイだけど美味しそうではない)のものと2種類うまれてしまいました。食べ比べてみた結果青っぽい灰色のものが美味しいことが判明したのでこちらのタネを増やすことに。
2013年はその種をまき、白っぽい皮のカボチャからとった種はまかなかったのでほぼ青っぽい灰色のかぼちゃになりましたが、今度はつるくび型でなくラグビーボール型がかなりの割合ででてきてしまいました。
2014年はそのなかでつるくび型のかぼちゃからとった種をまくことに。つるくびかぼちゃと言うからにはやはりつるくび型でないと。
なんだか絶対につかまえられない自分のシッポを追いかけて同じ場所をぐるぐる回っている犬のような気分になってきているのです。
つるくびかぼちゃは丸くないので切りやすく、厚くないのですぐ熱が通ります。輪切りにするとドーナツみたいなのでこのまま天ぷらにしたら楽しいかも。
煮物の時も普通のカボチャみたいに「はじっこ」ができないので全部良い形でお料理に使える点もとってもGOOD。座りが良いので切りやすいのも気に入っています。一個まるまる出荷するには大きすぎるので輪切りにして出荷しています。
果肉は黄色でオレンジ色系ではありません。形でも味でもアピールできるつるくびかぼちゃはプロ農家は販売用には栽培しないようです。普通のカボチャに比べて収穫量がすごく少ないでからのようです、どうすればたくさん収穫できるのかがその先の課題です。