みどりのはたけ農産物 個別栽培収穫情報

はるか芋

栽培品目

 はるか芋

栽培品種

  べにはるか

<<ひとことプロフィール>>


平成18年に九州沖縄農業研究センターで育成された、かなり新たらしい品種のさつま芋です。

はるか芋カレンダー

  (栽培履歴 2010〜現在 )
はるか芋ラベル

<<出荷・販売情報>>


 2023年度産はるか芋の販売は4月中旬に売り切れをもって終了しました。お買い上げありがとうございました。
 2024年産も引き続き栽培する予定です。収穫は10月頃、販売は11月後半以降になるかと思います。

 ねっとり系のあんのう芋とはまた違った食感、味わいのしっとり系さつま芋です。10月に収穫後しばらく籾殻の熟成槽の中で熟成させ12月頃から年を越して3月頃まで(無くなるか芽が出てくるまで)販売しています。熟成期間によって若干食味が変わって行きます。
農薬・化学肥料 通年不使用
使用肥料 米ヌカ
使用資材 わら

 お芋は2002年から現在まで農薬と化学肥料を通年にわたり使用しいない畑で栽培しています。
 10月末頃に収穫後、貯蔵槽に籾殻で埋めて自発熱で熟成させています。
梱包
熟成中
in籾殻
熟成槽
貯蔵箱
10月収穫
9月頃
7月頃
6月頃
春の芋畑
 べにはるかは収穫後籾殻の中で15℃くらいにたもったまま貯蔵熟成します。当初は畑に大きな穴を掘って籾殻の中に沈めて寝かせていましたが、現在は作業用ハウスの中の大きな籾殻桶にあんのう芋と共に埋めて寝かせています。出荷は収穫後1ヶ月くらいからで、貯蔵熟成期間によって食感や味が異なります。べにはるかの貯蔵芋は焼き芋にすると「しっとり、ねっとり」どころか「ぼってり、べたべた、ねとねと」状態で、吹き出した蜜が包んだアルミホイルの中に貯まったりします。あまくてとてもおいしいお芋ですが、身の色が白に近い灰色がかったうすーい黄色で見た目があまりおいしそうに見えない所が欠点といえば欠点でしょうか。
 生産者としてははるか芋には一つ困った事があり、それが「貯蔵中に芽が出てしまう」というものです。これが未だに原因も対策も分からず芽が出てしまった芋たちをガックリ肩を落としながら畑の片隅に積みにいくのです。

 べにはるかはわりと新しい品種で珍しいお芋と思って栽培を始めました。ところが当地におけるさつま芋界での「べにはるか」普及状況は驚くべき速さで、当園が直売している風土村だけでみれば「東の横綱ベニアズマ」を上回る売り場を占めるまでになっています。ここ数年の「しっとり系サツマイモ」流行の波がべにはるか進出を大きく後押ししていることは間違いありません。そんなわけで現在では広く普及し当園で作る意味というかモチベーションも見当たらなくなってきてしまいました。最近は品種の入れ替わりがわりと早いのであと20年くらい栽培を続ければ再び珍しいお芋になるかもしれませんが…20年…。

発送箱詰めはるか芋
熟成貯蔵穴カバー
おいもin熟成貯蔵穴
はるか芋収穫〜
左あんのう、右はるか
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