みどりのはたけ農産物 個別栽培収穫情報

マスイドーフィン

栽培品目

  完熟いちじく

栽培品種

  マスイドーフィン

<<ひとことプロフィール>>


 皮は赤紫、身は赤色。日本では最も一般的な品種です。

マスイドーフィンカレンダー

  (栽培履歴 2002〜2016)
いちじくラベル

<<収穫・販売情報>>


いちじくの樹がカミキリムシの食害に耐え切れず、2016年をもって栽培は終了しました。
農薬・化学肥料 通年不使用
使用肥料 米ぬか 野菜の堆肥
使用資材 もみがら ワラ 緑肥(ヘアリーベッチ)
マスイドーフィン  当園のマスイドーフィンはカミキリムシにの食害によってほとんど枯死してしまい、2016年で栽培を中止しました。
※以下は栽培当時の記事です。
 マスイドーフィンはいわゆる普通のいちじくです。一般的にはあまり評判の良いイチジクではなく、「甘くない、味が薄い」ということになっていますが完熟させて収穫すると甘いです。ねっとりとした濃厚な甘みはありませんがとても瑞々しくジューシーで果物的なので私は好きです。特にこの品種は完熟果と早採り果の味の違いは全く異なる果実といってもいいかもしれません。樹もとても栽培しやすく物わかりのよい素直なよい子です、やや寒さに弱いのに注意が必要でしょうか。初めてイチジクを育てるならマスイドーフィンが良いと思いますし、私が最後に育てたいと思うのもやはりマスイドーフィンなのです。

 あと何年マスイドーフィンを育てていられるか、確実に終わりを感じてしまっているこのごろですが、最後の一本だけはなんとしてもカミキリムシから守ってあげたいと思っています。無理かもしれませんが…。
マスイドーフィン  実は8月になるとマスイドーフィンが熟し始めて収穫できるものがでてくるので、毎朝熟したいちじくを収穫してお店に並べます。樹上で完熟にさせるので、ちょっと気をぬいているとパカッと割れてしまいアリンコの喜ぶところとなってしまいます。またお天気が続くとキレイな赤紫色ですが、曇りの日が2〜3日続くと黄緑色っぽくなり、雨が降った後はやや大味になり割れてしまうものが多くなります。

 マスイドーフィンは1本の枝の下の方になる実ほど大きく、上い行くにしたがって小さくなります。私見ですが、同じ時期に収穫したもので実の大きいものが大味で小さいものが甘くて美味しいということはないようですが、下から熟していくので必然的に大きい果実ほど早い時期に、秋が深まるにつれ小さい果実へと完熟果が移っていきます。そして収穫前の何日かのお天気(特に雨)によって味が大きく左右され、気温が低くなると完熟するのに時間がかかるようになるので季節で味にちょっと違いがでるかもしれません。

 糖度はだいたい14〜18度位です。特にこの品種は熟度とはあまり関係なく日光が果実に当たると赤くなりますが、当園では雨避けシートや反射マルチングなどを使っていないので完熟果実でも見た目に若干ばらつきがあります。また果実が未熟なうちに虫が入らないように蕾の先端にテープを貼っています。

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