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真空管アンプ製作記

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また作ってしまった、今度はプリアンプ、エレキットTU-875。
http://www.elekit.co.jp/product/54552d383735
一作目 mini88、もう少し追い込みたい所はあるが落ち着いたって事で
とりあえず一件落着。

さてうちにはどしても捨てられないレコードが1000枚程あり、
引退したアンプのレコードの音はパワーが無く良くなかったので
ほとんど聴かなくなっていた。
真空管アンプだとどんな音がするのかと試したくなったが
前回作ったアンプ(mini88)ではフォノイコライザーアンプ
が付いて無いのでレコードは聴けない。
そこでフォノイコライザーが必要となる。
エレキットと言うメーカーのフォノイコライザー付きプリアンプ(TU-875)
が目にとまる。
入力系はフォノ入力 MM, MC 1、ライン3、
出力はプリアウト1、レコードアウト1、
評判も良いし、しかも安いので試してみようこれだ!と即決。
真空管はもちろんだがトランジスタ、IC, も使っているので
部品が多く小さく見えなく大変、ついつい のめり込み過ぎ、
制作過程の細かな写真を撮るのを途中で忘れてしまった。
キット製作二作目となると手順などに若干余裕がある。
しかもエレキットは説明書も細かくしっかりしているので
注意しながらその通りに作ればまず間違いなく完成する。
キットとしてよ〜く考えられていて関心だ。



部品はこんなに、抵抗、コンデンサー等細かな部品は分類しておかないと
後で大変な事になりそうなので値、容量別にシールを貼っておく。



基盤は2枚あり、部品が細かく数多いので間違えない様に慎重にハンダ付け
して行く(ほぼ上の写真の大きさに近い)。





ここから先の写真を撮り忘れる。
二作目と言う事もあり一発で成功,完成だ。

さてまず CD を聴いてみると mini88 だけで聴くより密度が濃く繊細に
印象も明るく定位もハッキリとしている。
次にレコードを聴くとまずビックリしたのは CD と同じ位の勢いで出てくる
そのパワー感。そもそもちゃんとしたプリアンプとはこうなんだと納得する。
CD とレコード両方持っているアルバムを聴き比べてみる。
CD の方が楽器等の分離が良くハッキリと聴こえるが
レコードは楽器と楽器の間に空気感があり、全体が豊かに聴こえる。
しかも高域はしっかり伸びているし、アルバム一枚聴いても疲れない音だ。
CD は録音時間が長くなったので曲数も多くアルバム後半は耳が疲れるのか
集中力が鈍り曲の印象が薄れてしまう。
昔レコードでアルバム一枚聴き通せたのはそんな原因もあるのかも、
いや、若かっただけなのか?
結果 CD とレコードどちらが音が良いか?と比べたら、
録音が良ければ完全にレコードの勝利(人それぞれだけれど私は)。
特にダイレクトカッティング盤
http://ja.wikipedia.org/wiki/ダイレクトカッティング 
は強力だ。

小さなボディー(正面横12cm) だけれど
ちゃんとしたプリアンプってスゴいね、大正解。

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