これまで様々な解説、分析を論じた記事や先生ご自身のお言葉等により、けっこう仮面の「魅力」は大旨論理的にも浮き彫りにされております。そして、今回の同士との議論でとても印象に残る意見がありましたのでご紹介します。
「要するに豪先生の漫画は、あえて隙だらけ。理屈で考える方が非常識。だから、その先生が我々に贈ってくれた隙間は、読者がそれぞれ自分で好きなように埋めて遊んでちょうだい、って事だと思う。先生自身もおそらく綿密な計算とかほとんどされてなくて、楽しんで自由奔放に描かれてるんじゃない?こんなオモチャ作ったけど、どう?って遊ぶ素材を我々に与えてくれてるんだよ」
■ 念 願
豪先生が実際そのようにお考えなのかどうかはわかりませんが、少なくとも私は大納得できました。つまり、実写による劇映画として成立させるには、理屈に合わないその隙間を埋めようと、偏った解釈によるアレンジや補足がどうしても付加されてしまうのではないでしょうか?
「いや〜。製作者の人たちがそこまで作品を掘り下げて愛情込めてやってんのかどうか?疑問だけどね」と、重鎮的ファンのお方から早々と意見を返されてしまいましたが・・・。「でもさ、一場面だけでもいいから原作通りのけっこう仮面、迫力の実写版で観てみたいよな〜」「そうだね〜。豪ちゃんの絵みたいに躍動感溢れて、女の子がすごくカッコ良くて、いや〜んって恥じらう底抜けに明るくエッチなやつね」「そうそう、その、イヤ〜ンは最重要!そしてカッコ良さ。コスチュームのデザインは絶対にあのまま。忠実に再現する事。ヌンチャクは樫の木に紐で(笑)」「でも、なぜかそうならないね、これまでの実写版って、しかも必ず的が外れてる」「ハリウッド版バイオハザードは実に的を射抜いた見事なアレンジだったぞ!」「ああ、やっぱ作り手の心意気だな」「だったら、愛情一杯の我々が創れば面白くなるんじゃないの?」「う〜ン、夢の様な話だね」「でも、やるとしたらって事で考えるだけでも楽しいじゃん」「実は、昔からこんなの考えてたんだけど・・・」「え?なになに?聞かせてよ」「・・・○×△×□×◇○×△×□×◇」「へぇ〜!それ面白そうじゃん」「そう?嬉しいなぁ〜。こんな話、人前で口にしたの初めてだよ」「だろ〜ね。オレも、力いっぱい股裂機とかテンタクルゥの刑とか、一生言葉としては発声しないと思ってたな」「ブロマイドの刑とかね・・・(笑)」「そのアイデアさ、映画会社に話してみたら?」「いや〜まず相手にしてもらえないでしょ。ファンの一部だけが満足しても商売にならなきゃ即却下だよ」「いやいや、とりあえず話しだけでもお聞き下さい!ってさ」
<企画意図>
■ けっこう仮面 魅力のツボ
・ これ以上も以下もない完璧なるコスチュームデザイン。
・ 正義の為に恥も外聞も捨てる健気さ、強さ、カッコ良さ。
・ 乙女の恥じらいは絶対に忘れない。
・ 決して露出好きな訳では無い。
・ そうせざるを得ない事情があってやむをえず。
■ 破天荒極まりない、あの戦闘スタイルの事情
※当コーナーNo.04「結花千草」とNo.06「結花の仮面」参照。
この仮説を背景に、原作漫画の第一話けっこう仮面初登場の1シーンを克明に実像描写する事を主眼においたショートムービーです。 原作では描かれなかった秘密のエピソードを、原作にオマージュを捧げながら大胆に添えます。それにより、熱心なファンの歓喜を誘うと同時に、初観の方々にもエンタテイメントとして楽しめる作品を目指します。
この続きは、また次回へ。皆様からのご意見やご感想をお待ちしております。 |
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