けっこう仮面
6姉妹を捜せ!

No.011 ボーイズ・ビー・アンビシャス 其ノ壱 by SyuhZ
私は無謀にも「けっこう仮面実写版」の企画書なるモノを作成し、ある映画製作会社へ直談判した事がありました。もちろん不採用です(苦笑)。その内容をこのコーナー用に若干の補足修正を加えまして、恥ずかしながらご紹介いたします。


タイトル:「けっこう仮面/六姉妹を探せ!」(仮)


<企画にあたって>

■ 発 端 ■

幼少の頃、あのセンセーショナルなスーパーヒロインと出会ってしまってから、大人になった今でもトラウマになっている熱烈なファンの元少年たち。
あの時代、あの瞬間、彼女の姿を漫画という二次元の「絵」として初めて大脳皮質に焼き込まれてしまった私たちは、ず〜っと、本物の若い女性があのコスチュームを身に纏って活躍する姿を想像し夢見ていました。
それは、読者の限り無く100%に近い男どもが熱く厚く妄想を膨らませていた事でありましょう。
そんなファンの熱望に応えるかのように、1990年〜ビデオ作品で実写化、そしてアニメ化、さらに実写が2004年、はたまた2007年と、けっこう仮面は時代を超えて映像化の機会に恵まれた偉大なキャラクターです。
ただ、その魅惑的容姿が逆に厄なのか、けっして「国民的」或は「日本を代表する」等とは評価されることもなく、一般的にはサブカルチャーもしくは色物的な扱いを余儀無くされている、という異端的作品へと追いやられている印象が否めません。よって、これまで私たちファンは、同士と出会う事が極めて困難でした。
「俺、けっこう仮面大好きなんだ!」
等とは、どんなに親しい友人にも云い難い秘め事だったのです。
ところが昨今、我が国におけるインターネットの急速な普及は、アンダーグラウンドな特異至上主義的愛好家たちにとって、極上のコミュニケーションサイトを数多く提供してくれました。けっこう仮面においても同様、今なお多くのファンを魅了して止まない事が明らかです。また、海外ファンからの熱いメッセージも時折聞こえて来ます。国境を問わず、けっこう仮面は時代を超越したスーパーヒロインなのです。


■ 魅力の考究 ■

私はサイト通じて出会った同士たちとのコミュニケーションを重ねる中で、皆それぞれの妄想や願望をぎっしりと詰め込んだアナザー・ストーリーやスピンオフを、原作世界から多大なる原動力を得て自由に発想している事を知りました。
例えばそれは、彼女が捕まり仮面を引き裂かれ、正体を暴かれて、お仕置きや拷問をされてしまうと云うおぞましい場面や、自分の恋人がけっこう仮面だったら等のメルヘンチックな物語まで多種多様です。ああ、やっぱり、自分独りではなかったのだ!という感動と喜び。
そして、これまでの実写映像作品への意見も様々に繰り広げられております。残念ながら、かなり辛口の批評が大半をしめており、我々ファンが大満足できた作品は、未だに登場していないのが実情の様です。
主に聞かれる共通のメッセージは、
「どうして違う物になっちゃうんだろう」
「けっこう仮面を愛してない」
「やっぱり豪先生の原作が一番だ」
等々・・・。
そこで、過去の映像作品に対する疑問点と課題をちょっと整理してみます。
・なぜ、原作を忠実に表現しないのだろうか?
・何か実務的に困難な事情でもあるのだろうか?
アレンジするのであれば、原作の魅力的なツボをもっと巧く踏襲出来ないものだろうか?

そういった論点で、熱烈なファン同士が集い長時間に渡る本気トークをした事が幾度もありました(半分は酒の肴ですが)。
題して「けっこう仮面の魅力とは何ぞや〜!?」(超シンプルだ。。。笑)

この続きは次回へ。皆様からのご意見やご感想をお待ちしております。

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Yuka
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