けっこう仮面
6姉妹を捜せ!

No.006 結花の仮面 by SyuhZ
 ひょっとしたら、結花は自ら一番手を志願したのかもしれません。と言うより、結花によって「けっこう仮面」は誕生したのです!
 これはあくまでも、私の妄想話です。。。
 双児である結花と千草はお互いにアリバイとなる事で疑われる可能性が誰よりも低い。毎夜続く生徒達の悲鳴に耐えられなくなった結花は、「もうすぐ文部省教育特捜局から正式に指令書が届くからそれまで我慢するのよ」と言うけい子先生の忠告と止めようとする千草を振り切って、あの晩ついに仕置部屋へ高橋真弓救出に行ってしまったのです。武器のヌンチャク、格闘用にブーツとグローブ、そして素顔を隠す為の真紅の仮面とマフラーに身を包んで。。。その時はちゃんと服も着ていたのです。「全裸」で闘うなどという破天荒な予定などは、まったくありませんでした。
 双児の姉であり、沈着冷静な性格の結花は、仕置部屋の前まで来ると恐ろしい仕置教師達二人のやりとりをしばらく伺っていました。やはり男二人を相手に闘うのは恐い。ところが、いよいよ真弓の可愛いオッパイに一本目の針が刺される時、思わずドアのガラスをヌンチャクで叩き割ります。やってしまった!もうこうなったら、後戻りは出来ません。
「ふふふ、それ以上悪さが過ぎると。。。心正しき者が許しませんよ。。。」腹を据え気迫を込めます。
「誰だ出てこい、ただではおかんぞ!」
 凄みをきかせこちらへ向かってくる教師達。結花は恐怖を振り払うように、スカートをまくりひょいっと脚を出して牽制しました。すると、教師達が驚いて立ち止まった。咄嗟にやった事が思いもよらぬ効果をみせます。
「うっふ〜〜〜ん」 結花のお色気戦法が始りました。
「あら〜っ」教師達も驚きと興奮で混乱します。
「あっふ〜〜〜ん」「あらら〜っ」
 教師達の反応に結花の行動もエスカレート。ドアに隠れて見えませんでしたが、場末のストリッパーのごとく服を次々と脱ぎ捨てていたのです。
「ウフフフ〜〜〜ン」ひょこっ。ついにはパンティーまで脱いでしまいました!
「わ〜っ、けっこう〜」と、歓喜の声をあげてしまう仕置教師達。仮面で素顔を隠しすべての服を脱ぎ捨てた結花は、すでに気持ちの高揚が絶頂に達しておりました。服と共に恐怖心も捨て去り身も心も解き放たれ、救世主として覚醒していたのです。そして教師達の歓声に大きな声で応えたのでした。
「そうです、けっこうです!」と。茶目っ気から月光仮面の替え歌を元気一杯、お色気一杯に即興で熱唱。燃えさかる魂の炎に油を噴射させます。結花の魅力に酔いしれて隙だらけになっている教師達をバッタバッタと速攻で薙ぎ倒し、おまけに気絶寸前の教師の目の前で大開脚!タップリ見せつけて去って行ったのでした。その姿は実に活き活きと光り輝き、生命の持つ躍動感に満ちあふれておりました。
 冷静に考えてしまえば、これほどナンセンスな事はありません。しかし、あのお姿に私は完全にノックアウトされてしまったのです。結花の、いや、女性の神秘とも言うべき美しき肖像から発せられるパワーに、降参するしかありませんでした。
 さて、2度目に登場したけっこう仮面は、結花が身体検査で疑われたので、妹の千草がやむなく扮しました。普段は姉に比べ天真爛漫な千草。ところが結花とは違い、仮面で正体を隠しても恥じらいは完全に捨て切れませんでした。容姿はそっくりでも、対照的な性質の双児なのです。血狂魔剣の助、七エロ仮面の時、大開脚の必殺技をやらなかったのは千草だったからなのです。
 かくして「けっこう仮面」は結花の仮面に大きな力を授かり突如の出現となりました。その後、姉妹達がパニックになったのは言うまでもありません。姉妹の誰かが容疑をかけられる度、否応なくまったく同じスタイルでけっこう仮面となり、助けに出動しなければならなくなってしまったのですから。。。
(参考文献:けっこう仮面快楽白書 豊福きこう著)


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