米国のアマチュア無線の資格米国のアマチュア無線制度の概要を紹介します。種類(クラス)米国のアマチュア無線の資格には,Technician Class,General Class,Extra Classの3つの資格があります。Technician ClassはV・UHFのみにしかQRVできませんが,General Classをなると一部制限はあるものの,多くのHFバンドにもQRVできます。そしてExtra Classは全てのアマチュアバンドにQRV可能です。ただし,Technician ClassでもCWの試験にパスすると一部のHFバンドにQRVできるようになります。 試験
各クラスのために,Element 1〜4から4つの試験が用意されています。 Element 1CWの試験は,試験問題として通常のQSOが流され,その後,QSOの内容に関わる質問に答える形式の試験です。質問の例としては,交信相手や自局のコールサイン,住所,名前,アンテナの種類,無線機のメーカ,送信出力,RTS等でした。なお,QSOの内容を1分間連続して間違わずに完全にコピーできれば,それでも合格のようです。Element 2, 3, 4Element 2と3は,四択問題で35問出題されます。Element 4も四択問題ですが,出題数は50問です。Element 2〜4は日本のアマチュア無線の試験に比べると実用的な内容が多いように感じました。 Element 2〜4の試験問題は全て,Question Poolと呼ばれる試験問題集の中から出題されますますので,試験問題に的を絞って勉強することができます。Question Poolは数年に一度更新されますので,最新のQuestion Poolを入手する必要があり,ARRLのWEBからダウンロードすることができます。 試験と資格の関係表の右側にあるElementに合格すると,左側の資格が与えられる。
なお,日本と異なり,飛び級受験は許されておりません。Element 4を受験するためには,Element 1〜3にパス必要があります。ただし,Element 1〜4を一日で受験することは可能です。一気にElement 1〜4をパスすれば,一日でExtra Classを手にすることができるのです。 関連情報
→ 受験準備
便利リンク |