商船学校の練習船として、昭和5年から戦争を挟んで昭和54年まで、全部で183万キロを航海し、11500名の実習生を育て上げた船、それが帆船日本丸。
昭和59年の退役後、横浜、神戸、大阪、小樽、船橋、新湊、清水、豊橋、福岡、鹿児島の誘致合戦ののちに横浜市が取得し、横浜船渠1号ドッグ(重要文化財)に係留され、今も海に浮かぶ生きた船として展示されている。
現在も航海訓練所の講習に使われるが、通常は一般公開されている。月に一度、すべての帆を広げる総帆展帆がおこなわるほか、祝日には満船飾が実施されている。写真は2009年7月20日(海の日)で、総帆展帆と満船飾が同時に行われている状態であります。
この日本丸周辺は、日本丸メモリアルパークとして整備されています。句碑や大型機械が設置されているほか、月に一度、フリーマーケットが開催されています。
また、併設されている横浜みなと博物館(旧マリンタイムミュージアム)では、横浜港に関する資料がたくさんあるほか、船舶に関するコレクションが展示されており、また、展覧会などが実施されることがあります。原則として毎週月曜日と年末年始は休館。営業時間は10時〜17時です。
帆船日本丸
アクセス:JR・地下鉄桜木町駅から徒歩3分 大きな地図で見る |