玉楠の木

 横浜開港資料館の中庭にある木が「玉楠の木(タマクスのき)」です。

 この木は江戸時代からこの場所にあり、ペリーが来航した際の絵画にも描かれています。1854年の日米和親条約の締結もこの付近で行われたと言われており、横浜の歴史の生き証人といったところです。なお、江戸時代の大火や関東大震災において当時の幹を焼失し、絵画に描かれた姿とは変わっています。
 2度の災難に遭ったこの玉楠の木は、昔この地にあったイギリス領事館の保護もあって、命が絶えることなく成長し、現在も立派な姿を見せています。

 余談ですが、開港150周年のキャラクター「たねまる」は、この玉楠の木の妖精という設定です。

横浜開港資料館
9:30〜17:00(月曜・年末年始休館)
〒231-0021  横浜市中区日本大通3
(入館料は200円ですが、中庭には自由に入れます)

みなとみらい線「日本大通り」駅3番出口から徒歩2分。
JR関内駅(南口)、市営地下鉄関内駅から徒歩約15分。
JR桜木町駅から市営バス「県庁前」・「大桟橋」下車、徒歩1分。
桜木町駅から徒歩約20分。


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