トンボ(ヤゴ)

日本全国に生息し、童謡などにも歌われる大変なじみの深い昆虫で、178号室の主役であるカブトムシやクワガタのような卵→幼虫→サナギ→成虫という「完全変体」ではなく、サナギの過程をとばして幼虫から成虫になる「不完全変態」という成長過程をふみます。

食性は幼虫・成虫とも肉食で生きたモノしか食べません。

ウチの娘が通う小学校ではプール開き前の時期に、前年の秋からプールに住み着いたヤゴ(トンボの幼虫)を、毎年4年生が捕獲・各家庭で飼育する「ヤゴ救出作戦」が行われています。

本当はもっと早くアップしたかったのですが、忙しくて新規ページには手が回りませんでした。

(昨年作ったページをアップし忘れていました(+_+))

授業の一貫として行われている行事のため、作戦の写真はありません。


新入り

ウチの娘は救出作戦に参加できる学年ではないんですが、今年は「お裾分け」を3匹もらいました。

※19年6月17日撮影


水中のハンター

赤いのは釣り餌に使う「アカムシ」です。上州屋で買ってきました。ユスリカの幼虫らしいです。蚊の幼虫?と思ったら血を吸う蚊ではないそうです。

餌を食べる時の動きをカメラに納めたかったのですが、動きが速くてダメでした。

捕食する時はあごの中からもう一段「伸びるアゴ」が飛び出して獲物を捕らえます。

映画の「エイリアン」が人間を食べるシーンみたいです。

※19年6月17日撮影


羽化準備

ヤゴは水中でエラ呼吸をしながら生活しますが、羽化する時は水中から出て来て脱皮しますので、こうやって飼育下では割り箸などで、その時のための足場を準備する必要があります。

※19年6月26日撮影


羽化

朝起きたらトンボになっていました。実はこの写真を撮る前は水面に浮かんでいました。溺れるところでしたね。(今まで水中生活していたのに)セミもそうですが、夜中に羽化するのでその様子を捕らえるのは大変です。
10分位したら大空へ旅立ったあとでした。

※19年6月29日撮影


抜け殻

セミ同様抜け殻ですが、セミほどしっかりしていません。触るとボロボロ崩れちゃう感じです。

※19年6月29日撮影


今年も

娘がプールからヤゴを救出してきました。3匹もらってしました。女の子なのに虫好きなんですよ。先生によると1匹はシオカラトンボで、あとの2匹はアカトンボだとのことです。(本当?)

※21年6月2日撮影


抜け殻

アカムシを補食するヤゴです。エサを採る時はかなり俊敏です。

※21年6月2日撮影