仙台市富沢遺跡保存館(地底の森ミュージアム)

二万年前の自然と人間活動の痕跡が

(知への小さな旅:トップ→目次→遺跡・史跡→)

遺跡・史跡へ  目次へ

 仙台市の南部・長町には約2万年前の植生や人間活動の痕跡の残る遺跡が出土し、一帯は富沢遺跡と名付けられた。そこには、当時生育していた樹木の根や倒木がそのままの形で残っていたので、それに保存措置を講じ「仙台市富沢遺跡保存館・地底の森ミュージアム」が建てられた。

 この地点は地形上、周囲よりやや低い湿地だったからだ。加えて隣接した少し小高い所からは、旧石器時代人のキャンプ跡が発見され、そこで使われた石器や、石器に加工途中の遺物が多数出土した。当館はこれらの区域を建物で覆い、出土時の状態が見れるようにしている。

 ここで出土した花粉・木の実・動物のフン・昆虫の化石などから、当時の自然環境が解明されている。2万年前の地面は現在より約3.7メートル下(当館敷地面からは盛り土のため8メートル下)にあった。研究の結果、当時の年平均気温は現在より7ないし8度も低い寒冷気候で、現地は針葉樹の疎林の生えた湿地帯になっていた。

 また旧石器時代人のキャンプ跡からは彼等の当日の行動や道具の作成過程が判明した。このような内容から当館の展示は、石器などを単体で見るのと異なり、当時の状況をより身近に感じられる面白い施設といえる。

 しかし、この遺跡も例の不心得者が発掘に関わっていたようで、石器の部分に疑問符が付いたのは残念なことだ。政治家や役人のうそは日常茶飯事だが、厳密性を重んじる学問の世界では折角の遺跡の信頼性を低めてしまった。でも累々と重なる太古の樹木は本物ですごい迫力がある

遺跡・史跡へ    文書の先頭

(作成日: 00/11/10、 更新日: )

 

(施設情報参考)名称_住所_電話番号_駅からの概算路線距離(駅からの概略方位と直線距離)・所要時間・バス_展示規模_対象_開館時間(受付終了時刻)_休館日_備考_{施設情報確認日}開閉館時間と休館日はよく変るし臨時休館もある。事前確認が賢明

 

仙台市富沢遺跡保存館(地底の森ミュージアム)_仙台市太白区長町南4-3-1_TEL 022-246-9153

a)仙台市営地下鉄長町南駅西1,2番出口から西へ0.5km徒歩7分、

b)JR東北本線長町駅からは西へ徒歩約22(70deg.W 1.3km)、仙台市営バスを利用なら「長町南駅太白区役所前」下車後西へ徒歩5分_

駐車場 無料 25台_中_大人子供_

9:00-16:45(16:15)_

月曜日(休日に当たる場合は開館)、休日の翌日(休日または土・日曜日に当たる場合は開館)1月〜11月の第4木曜日(休日を除く)12/281/4_{17/05/27}