東北大学史料館

魯迅の面影を残す記念室

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 「東北大学史料館」は同大の片平キャンバスに保存されているネオ・ルネッサンス様式の旧図書館を再利用している。ここには1913年に開学された東北大学の歩んだ歴史資料が所蔵されている。この大学は開学当初から女子学生に門戸を開放し、同年には3人が入学している。

 当資料室にはその以降に同大学へ合併された仙台医学専門学校や第二高等学校、宮城県女子専門学校などの資料も含まれるが、その中に魯迅(ろじん 18811936)の在学中の資料がある。彼は中国の近代文学の成立に大いに貢献した作家・文学者・思想家で小説「阿Q正伝」「狂人日記」などで知られ、現代中国でも高い評価を得ている。

 彼は日本留学の際、1904年から仙台医学専門学校で約一年半医学を学んだが、その過程で中国人の精神復興を志して文学活動に転じた。在学中は慣れない日本語に苦労して、藤野教授に講義ノートの訂正を手伝ってもらっている。

 その辺の事情は彼の作品「藤野先生」に書かれている。なおこの藤野厳九郎教授はそれから10年ぐらい後、仙台医専が東北帝大に併合される際、学位など資格不十分で大学に残れなかった。彼は故郷の福井県に帰り、耳鼻科医院を開業している。

 先年中国の江沢民主席が日本を公式訪問された時にここを訪れている。また魯迅の資料は仙台文学館でも公開されている。なお藤野先生は福井県出身の人で郷里・芦原町には藤野厳九郎記念館があるそうだ。先生は大学には受け入れられなかったが、大学は先生と魯迅によって名を上げたことになる。

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(作成日: 99/07/30、 更新日: )

 

(施設情報参考)名称_住所_電話番号_駅からの概算路線距離(駅からの概略方位と直線距離)・所要時間・バス_展示規模_対象_開館時間(受付終了時刻)_休館日_備考_{施設情報確認日}開閉館時間と休館日はよく変るし臨時休館もある。事前確認が賢明

 

東北大学史料館_仙台市青葉区片平 2-1-1 東北大学片平キャンバス内_TEL 022-217-5040_

a)仙台駅から1.5km(50deg.W 1.1km)徒歩20分、

b)仙台駅西口バスプール9番乗り場から宮城大・成田山・青葉台行きバスで「青葉通り一番町」下車徒歩10分、

c)または同バスプール11番乗り場から緑ヶ丘・八木山南団地行き(御霊屋・動物公園前経由)のバスで東北大学正門前下車徒歩3分_

小_大人_

10:00-17:00 (ただし12:00-13:00 閲覧室は休憩)_

土・日曜日、祝日、大学休業日、年末年始_{16/10/21}