埼玉伝統工芸会館

技から考える伝統産品と民俗芸能

(知への小さな旅:トップ→目次→民俗→無形民俗文化財→)

無形文化財へ  目次へ  

関連(伝統産業)  関連(伝統工芸)

 かって人形の町・岩槻には「埼玉県立民俗文化センター」があって、技の観点から伝統産業製品と民俗芸能を紹介していた。埼玉県は江戸や東京に隣接し、舟運可能な河川が多く、昔から伝統産業の製品が多数作られ、江戸へ運ばれた。

 館内の展示品でいえば、足袋・竹刀・印し半天・絵馬・都団扇・鯉幟・人形・染め物・柿渋・その他である。これらはいずれも人の技を基本として成り立つ生活用品で、工業製品が普及し生活様式が変わった現在では、その幾つかは消滅しつつある。

 また県内各地には今でも多くの民俗芸能が伝わっている。神楽・獅子舞・祭り囃子・人形芝居・歌舞伎芝居・万作などで、それぞれ地域色を持ちながら伝承されている。例えば入間(いるま)の足踊りはヒョットコとオカメを一人二役で演ずる祭りの余興であり、また秩父にはそれぞれ形式の違う人形芝居が幾つか伝わっている。

 近年イベント流行の世とはいえ、伝統芸能の伝承は簡単なことではない。当館では伝統産品や民俗芸能に関する実物展示やパネル紹介を行うと共に、ホールでは定期的に伝統芸能を解説付きで上演して、来館者にその動的な姿を公開していた。

 また伝統工芸についても定期的に木目込み人形・渋うちわや柿渋染め・藍染め・組紐などの実演や研修会を開催している。このように当館では芸能と工芸の両方を技という面から取り上げ、その伝承に関して県民の理解を深めようとしていた。当館は財政難のため閉館になり、資料は県立埼玉博物館へ移管された。

 一方、埼玉県西部の小川町には「埼玉伝統工芸会館」がある。当館の規模はそれほど大きくないが、ここには県の伝統的手工芸品に指定された20を超える品目をすべて展示している。館内には岩槻人形・鴻巣鄙・所沢人形・手書き鯉幟・張子だるま・春日部押し絵・武州磨き本瓦なとが派手なので目立つ。

 また小川町では小川和紙が伝統工芸品として指定されているが、それを加工した色紙・扇子・絵葉書なども飾ってある。当館の近くには和紙や洋紙の各種製品や昔の和紙の用途などについて説明する小川和紙資料館もある。

無形文化財へ

(作成日: 00/04/01、 更新日: ) 

(施設情報)名称_住所_電話番号_駅からの概算路線距離(駅からの概略方位と直線距離)・所要時間・バス_規模_対象_開館時間(受付終了時刻)_休館日_備考_{情報再確認日}開閉館時間と休館日はよく変るし臨時休館もある。事前確認が賢明

 

埼玉伝統工芸会館_埼玉県比企郡小川町大字小川 1220_0493-72-1220(受付は開館日の9:30-17:00まで)_

a)  JR八高線・東武東上線小川町駅から2.5km, (70deg.E 1.9km)タクシーあり。

b)  小川町駅から小川パークヒル行きバスに乗って「伝統工芸会館前」下車_

駐車場 あり 無料_中_大人子供_

9:30-17:00(入場受付は16:30まで)_

月曜日(休日ならば開館)、休日の翌日(当日が土・日曜日や休日に当れば開館)

12/29-1/3(なお催事などの都合により休館日の変更もある)_{17/02/18}