沼津市歴史民俗資料館、旧沼津御用邸

旧御用邸敷地内にある資料館

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関連(維新後)

 駿河湾に面する沼津市からは富士山や海の景色が美しい。その郊外の海岸に旧沼津御用邸があり、現在は沼津御用邸記念公園として公開されている。その園内には「沼津市歴史民俗資料館」がある。

 当館は駿河湾を中心とした漁具や当地の民俗資料などを展示している。駿河湾はその湾口部の水深が千メートルもある深い湾で、各種の漁獲がある。かって沼津港はカツオの水揚げが多く、江戸時代にはカツオぶしの名産地だったという。

 晩年を沼津に居住した若山牧水は「港はや青むらさきの夏の魚 鰹ばかりを売る街となる」と大正期の、当地の情景を詠んでいるほどだ。

 当館にはカツオ釣り用の生き餌のイワシを運ぶ大きなかご、カツオ釣り船の模型、カツオぶしの加工用具など関連資料が展示されている。現代の当地は干物の大産地であり、その加工用具も置いてある。さらに釣具・浮き・船大工道具・船用の用具などの漁業資料も並んでいる。

 また市内にはかって湿田が存在したが、その耕作用具やウナギの捕獲用具・筌(うけ)のコレクションもある。うけは水中に仕掛けて、その中にウナギなどを誘い込んで捕獲する筒状のかごを意味している。 

 当館自体はごくささやかな施設だが、ここには別の見どころがある。すなわち公園内には「旧沼津御用邸」の東西両附属邸が残っており、その内部を参観できる。西附属邸(写真参照)は明治20年ごろに建てられた川村伯爵の別荘だったが、後に増改築をして御用邸となり、当初は皇孫殿下(後の昭和天皇)御用邸として使われた。

 御用邸本邸が空襲で焼失したので、この建物は戦後、御用邸となった。従って邸内には謁見所・御座所・御食堂などがあり、家具類も当時のものが置いてある。また侍従や女官の部屋や調理室などの裏方用室も残っていて、当時の様子が想像できる。。

 東附属邸は皇孫殿下御学問所として使われた。両附属邸とも比較的簡素な造りで、徳川時代の豪壮な御殿建築には及びもつかないが、それでも立派な材料が使われており、一見の価値がある。

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(作成日:02/9/20 、更新日: )

 

(施設情報参考)名称_住所_電話番号_駅からの概算路線距離(駅からの概略方位と直線距離)・所要時間・バス_展示規模_対象_開館時間(受付終了時刻)_休館日_備考_{施設情報確認日}開閉館時間と休館日はよく変るし臨時休館もある。事前確認が賢明

 

沼津市歴史民俗資料館_静岡県沼津市下香貫島郷 2802-1沼津御用邸記念公園内_ TEL 055-932-6266_

JR東海道新幹線・東海道本線沼津駅から4.0km(20deg.E 3.7km)、沼津駅南口バスターミナル7番乗り場から伊豆箱根バス伊豆長岡行・獅子浜行きなどで約15分「御用邸前」下車_

御用邸記念公園の駐車場を利用_小_大人_

9:00-16:00_

月曜日(祝日に当れば開館)、祝日の翌日(土日に当れば開館)、年末年始(12/291/3)、毎月最後の平日_{16/07/23}_

なお市内の考古・史跡 に関することは「市文化財センター」に照会されたいとのこと。

 

旧沼津御用邸_住所は同上_TEL 055-931-0005(沼津雇用邸記念公園)_

交通経路は同上_御用邸記念公園の駐車場を利用_小_大人_

9:00-16:30_

年末年始を除き年中無休_{17/01/13}_

なお東付属邸のTEL 055-931-2233

 

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