国学院大学博物館

神社のことをどれだけ知っている

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 一般の日本人が神社へお参りするのは元朝参り・お祭り・七五三・観光旅行中の参拝などと、ほぼ決まっている。でも神社の存在自体はごく日常的な風景だ。神道は日本の風土の中から生れ、人々に信仰されて今日まで伝承された土着宗教だから、神様にもその土地独特の地方色が認められる。

 人々は神前で柏手を打って拝んでも、それは現世利益のお願いか、形式的なものだけで、神道に関しては深く知ろうとしない。「国学院大学神道資料館」は小規模だが、神道に関する各種の実物資料を展示する珍しい施設だ。

 まず神殿の様式にしても幾つもあるようで、例えば神明造(伊勢神宮)、大社造(出雲大社)、住吉造、春日造、…などだ。館内には近世大嘗(だいじょう)宮、出雲大社、明治神宮などの模型も置いてある。

 また神様へのお供えの神饌(しんせん)も神社によってその形式に相違があることがレプリカで分かる。宮中の新嘗祭(にいなめさい)の祭具模型も展示され、そこには果物・御飯(米と粟)・鮮物(鮑や鯛など)・その他が供えられている。

 また各地に伝わる民間信仰の神様として、オンタネサン(種もみの俵)・おしらさま・養蚕びな・田の神などが紹介され、また豊作を祈る福俵・祝い棒・削り花などの珍しい展示もある。神社から授与されたり奉納したりする品物も集めており、いずれも精神性抜きの、外形だけの理解になるがよく見ると興味深い。

 ところで、当大学は日本の基層文化の解明を目指して、考古学や歴史学の分野に多くの調査研究活動を行なってきた。その一環として、精神史の考古学的解明にも取り組んでいる。「国学院大学考古学資料館」には先史時代から江戸時代に至る膨大な資料が収集保管され、その一部が種類別に分類して展示されている。

 資料の中には先史時代や縄文時代遺跡の出土品も沢山ある。弥生時代では登呂遺跡から出土した木製品、古墳時代のはにわや装身具、中世の古瀬戸瓶子や瓦、江戸時代の茶碗などと、色々な資料が目に付く。ビデオの上映もある。

 ただ、展示品の数に比して展示面積が狭いのと、教育資料用のためが、説明が簡単すぎて素人には分かりにくいのが難点だ。しかし、展示品の種類と内容は豊富で、神道資料館と共にぜひ見学したい。

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(作成日: 99/09/28、 更新日: )

 

(施設情報参考)名称_住所_電話番号_駅からの概算路線距離(0らの概略方位と直線距離)・所要時間・バス_展示規模_対象_開館時間(入館受付終了時刻)_休館日_備考_{施設情報確認日}開館時間と休館日はよく変るし臨時休館もある。事前確認が賢明

 

國學院大學博物館(神道資料館と考古資料館)_

東京都渋谷区東 4-10-28 國學院大學渋谷キャンバスの学術メディアセンター棟(AMC)棟の地下一階_TEL 0354660359_

a)JR渋谷駅から1.3km(渋谷駅南口からS80deg.E 0.9km)徒歩17分、渋谷駅南口から日赤医療センター行き都営バス学03系統で國學院大學前下車、

b)埼京線・湘南ライナー渋谷駅新南口から徒歩12分_

キャンバス内に駐車場・駐輪場 なし_中_大人_

10:00-18:00(17:30)

開館日は通年(土曜日・日曜日・祝日を含む)

不定休(大学の定める休業日(例えば5/01, 11/04)、館内保守及び夏季休暇や冬期休暇、学校行事のための臨休もあり要確認)_{17/03/02}