ふれあい下水道館

地下で都市基盤の重要性を理解

 

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 小平市は武蔵野台地上にある平坦な町だ。地図上では東京都の中心に近いそうだが、23区からの印象ではかなり西方に位置するように思える。まだ田園風景が残っている人口18万人のこの町は、1962年に市となった。市内には住宅地や田園が広がり、大学のキャンバスや工場も散在している。

 

 当市の南部には国指定史跡・玉川上水跡が東西に横切っているが、市内には目ぼしい河川はない。この市が近代的下水道の整備に着手したのは1970年で、以来20年の歳月を掛けて完成させた。それは下水道整備完了都市として全国13番目に数えられる快挙だった。

 

 従って市内には下水道管が網の目状に敷設されている。玉川上水付近にも当然本管が敷設されており、その上に事業完了を記念して水道管理センター兼PR施設「ふれあい下水道館」が設置された。館内には下水道の歴史、下水の浄化処理、水環境と下水道の現状などが解説されている。

 

 また下水処理に関わる細菌の観察設備もあり、当館地下の地層標本や下水道管の実物なども展示している。そして当館見学の目玉は地下28mに敷設されている内径4.5mの下水道本管(小川幹線)の管渠内を公開だろう。それは電車がすっぽり入ってしまうkodairagesui1ほど太い管渠だ。

 

見学者は潜水艦内のように厳重な二重の防水扉を通って管渠内に入り、見学ステージ上から見学する(写真1)。管渠内はゴーと騒音が響き、湿度も高く異様な雰囲気だ。晴天時には下水は底を20cmぐらいの水深で静かに流れているから一見水が流れていないように見えるが、雨が降ればそれなりの水深になるそうだ。

 

騒音は上流でこの幹線に高度差16mで合流する他幹線の合流音という。ちなみにこの管渠には、一日平均2万トンの下水が流れ、それは約4万人分の下水に相当すると説明されている。管渠は将来の人口増加や異常な豪雨に対応するため、余裕を持った太さに造られていると思われる。

 

なにげない町並みの地下深くにこのような大規模施設が造られていることは、日常の生活では中々実感できないが、これも生活に直結する大切な都市基盤の一つだ。下水道整備事業は一応完了した当市だが、近年都市化の進展に伴い降雨時の浸水防止対策の必要性が高まり、その対策を現在推進中という。

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(作成日: 11/11/20, 更新日: )

 

(施設情報参考)名称_住所_電話番号_駅からの概算路線距離(駅からの概略方位と直線距離)・所要時間・バス_展示規模_対象_開館時間(受付終了時刻)_休館日_備考_{施設情報確認日}開閉館時間と休館日はよく変るし臨時休館もある。事前確認が賢明

 

小平市 ふれあい下水道館_東京都小平市上水本町1-25-31 小平市公共下水道管理センター_TEL 042-326-7411_

a) 西武国分寺線鷹の台駅から0.7km徒歩8(S46degs.E 0.5km)

b) JR中央線国分寺駅北口から西武バス武蔵野美術大学行きか小平営業所行きを利用し「旭ヶ丘住宅」下車そば_

駐車場あり(ただし団体利用の際は要事前予約)_中_大人子供_

10:00-16:00_

月曜日(当日が祝・休日に当たれば開館し、その後の直近の平日に休館)12/271/5_{17/03/02}