桐の博物館

日本人と共に歩んだ桐製品

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 桐材は軽く暖かみのある材質で、その美しい木目と木肌が日本人に好まれ、古くから貴ばれた。その材質は狂いが少なく、割れにくく、また湿気も通しにくい。そのため工芸品や収納具、あるいは下駄など、各用途の高級品として使われてきた。さらに桐の成長は速く、約20年で利用できる点も優れた点だった。

 桐は全国的に植栽されているが、福島県会津地方は日本一の産地で、会津桐は南部桐と共に良質とされている。喜多方市は桐を加工する産業が盛んで、以前は桐下駄の産地として、現在は家具や工芸品のほか、桐炭の生産も行っている。もっとも、最近では輸入桐材も多くなり、他産業と同じく苦しい局面に立たされているようだ。

 喜多方市内には「桐の博物館」が設置され、昔から桐が色々な用途に使われてきた様子を実物で紹介している。その展示は楽器やお面、羽子板や下駄、桐箪笥や調度品、人形の頭・木目込み人形・からくり人形、食器などと多方面に及んでいる。

 それらは白木の物もあるが、漆塗りの製品も多い。塗り下駄一つをとっても色々な塗り方があるようだ。また桐炭は環境保全が叫ばれる現在、新しい用途である。それでも一般に桐といえば桐箪笥を連想する。当館には昔の箪笥が展示されているが、併設の会津桐工芸館には喜多方で作られた新しい総桐箪笥や桐製品が陳列されている。

 なお当館と同名の博物館が東京・両国にもある。桐箪笥の大手メーカー・桐屋田中(たなか)の「桐の博物館」である。ここは桐箪笥など桐製品の展示館の一隅に併設された小さな施設だが、桐材の性質やその用途、箪笥の変遷、桐と日本人の関わりなどの説明し、また加工道具・古い箪笥・楽器・工芸品なども展示している。

 当館では桐箪笥の仕上げ工房も見学できる。ギャラリーには箪笥のほか、時代にマッチした大小各種桐製品が陳列されているが、当館の展示は桐材の性質や原木が箪笥になるまでの工程などと、どちらかといえば箪笥メーカーらしく白木としての桐材や箪笥などに焦点を合わせているように思える

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(作成日: 00/06/25、 更新日: )

 

(施設情報参考)名称_住所_電話番号_駅からの概算路線距離(駅からの概略方位と直線距離)・所要時間・バス_展示規模_対象_開館時間(受付終了時刻)_休館日_備考_{施設情報確認日}開閉館時間と休館日はよく変るし臨時休館もある。事前確認が賢明

 

桐の博物館_福島県喜多方市押切南 2-12 喜多方プラザ通り_ TEL 0241-22-1911(直通)、 0241-22-3111()_

JR磐越西線喜多方駅から1.2km(60deg.W 0.9km)徒歩16分、タクシーあり_中_大人子供_

駐車場 あり

9:00-16:45_年末年始_{16/07/10}

 

桐屋田中「桐の博物館」_東京都墨田区両国 4-1-8 株式会社タナカ_TEL 03-3632-0341(フリーダイアル)0120-72-1001_

a)  JR総武線両国駅東口・都営大江戸線両国駅A4出口から0.7km(SE 0.5km)徒歩8分、

b)  都営地下鉄新宿線森下駅から徒歩7分 _小_大人_

駐車場 1台_

10:00-17:00 _

水曜日、ゴールデンウィーク、夏期休業、年末年始_{17/04/05}