ワイン資料館、ぶどうの国文化館

ぶどう郷は日本のワインの故郷

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 新宿方面から山間を縫うように走る中央線、列車が笹子トンネルとそれに続く二つのトンネルを出ると、パッと視界が開けて勝沼ぶどう郷駅に到着する。最近は宅地開発が進み少し眺めが悪くなったが、以前は周囲一面がぶどう畑だった。

 勝沼には現在でも観光ぶどう園が130ヵ所もあるそうだ。駅の位置は扇状地の上部にあるから、町並みははるか下に見える。その先には甲府盆地が広がり、さらに雪を頂いた南アルプス連山の遠望がすばらしい。

 「ワイン資料館」は1904年建築の宮崎葡萄酒第二醸造場を利用している。この木造建物は現存する日本最古のワイン醸造場といわれ、近代化産業遺産にもなっている。館内には明治時代のワイン製造道具一式や約百年前の紅白ワイン、その他のワイン関連の貴重な文物が展示されている。

 1877年、大日本山梨葡萄酒会社は二人の若い技師をワイン醸造技術習得のためにフランスへ派遣した。その二人が書いた誓約書などは、日本のワイン醸造業創生期の事情を示すものだ。

 当館の地下には現在もワインの大樽が31本も置いてあり、その暗い地下室には80キロリットルのワインが眠っている。この地下室は地下水の関係で、ワインの貯蔵と熟成に適しているという。当館のすぐ近くにはメルシャン勝沼ワイナリーがあり、ワイナリー見学もできる。

 さらに付近には「ぶどうの国文化館」もある。ここはぶどう栽培やワイン醸造に功績のあった人たちの業績と、明治時代のワイン醸造作業を人形などで易しく説明している。ワイン資料館は実物展示を主とするが、文化館はレプリカや人形を使って説明している。

 勝沼は昔、甲府盆地の入り口に位置する重要な宿場町だったから、文化館にはその展示もある。なお少し離れた所には国指定史跡の中世の勝沼氏館跡が整備された形で保存されている。勝沼氏は武田信玄の従兄弟に当たる豪族で当地に勢力を保っていたが、信玄に謀反を疑われ滅ぼされた。

 武田氏滅亡の様子を書いた理慶尼記の作者はその勝沼氏の娘で、当時は出家して地元の大善寺に住んでいた。武田家滅亡の折、逃避行をする勝頼一行に一夜の宿を提供している。理慶尼記はそのような経緯の中で書かれた物語風の書き物だ。

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(作成日: 00/02/26、 更新日: )

 

(施設情報参考)名称_住所_電話番号_駅からの概算路線距離(駅からの概略方位と直線距離)・所要時間・バス_展示規模_対象_開館時間(受付終了時刻)_休館日_備考_{施設情報確認日}開閉館時間と休館日はよく変るし臨時休館もある。事前確認が賢明

 

シャトー・メルシャン ワイン資料館(旧宮崎第二醸造所)_山梨県甲州市勝沼町下岩崎1110_

資料館見学は近くのシャトー・メルシャンビジターセンター受付へ(山梨県甲州市勝沼町下岩崎1425-1)_TEL 0553-44-1011(問合せや、ワイナリー見学ツアー予約の受付時間は9:30-16:30)_

a)JR中央線勝沼ぶどう郷駅から3.7km(50deg.W 2.4km)徒歩48,タクシーあり。

b)JR中央線塩山駅からタクシー約10

c)JR勝沼駅から市民バスもワインコースやぶどうコースなどがあり「安部医院前」で下車、往路または復路に利用可能だが、便数が非常に少ないので要照会。

また高速バスなら「勝沼」下車_

無料駐車場 普通車80台_中_大人_

9:30-16:30_

火曜日(当日が祝日に当る場合は開館し、翌平日休館)、年末年始_

なおメルシャンワイナリーの見学ツアー(有料)は予約が必要。ワイナリーと資料館は200mほど離れている_{17/08/02}

 

ぶどうの国文化館_山梨県甲州市勝沼町下岩崎 1034-1_TEL 0553-44-3312_

a)JR中央線勝沼ぶどう郷駅から3.8km(50deg.W 2.6km)徒歩50分、駅からタクシー約7

b)ぶどう郷駅から循環バスもあり、往路または復路に利用して「ぶどうの国文化館前」下車だが、利用可能な便数が非常に少ないので要照会。_

駐車場 普通車50台_中_大人子供_

9:00-17:00(16:30)_

月曜日(祝日に当たれば開館)、祝日の翌日、年末年始_{17/08/02}_

上記のワイン資料館やシャトー・メルシャンとは近い所にある