神奈川県立生命の星・地球博物館

大きな崖が岩石圏への関心を呼

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 太古の火山活動が今なお名残をとどめる箱根山のふもとに「神奈川県立生命の星・地球博物館」がある。当館は生命の星・地球をテーマとした自然科学館で、地球とその変化、有機物の生成、生命体の発生とその進化、及び人間の活動と自然環境との調和などの問題を採り上げている。

 館内はまず地球展示室から始まる。そこでは地球内部のマントル対流とそれによって生ずる海洋底の移動、及びマグマに由来する熱水鉱物の形成などが紹介されている。ここには鉱物や岩石の大きな標本が多数展示してある。

 中でも地殻を構成する岩石が形成する地層断面の複製は珍しい。それは玄武岩の柱状節理や鉄鉱石の鉱床、石灰岩のがけ、しゅう曲した地層などで、各々が独自の地層的特徴を持っている。これらは大きいので見る人に岩石圏への関心を誘うだろう。

 次に岩石圏と生命体の間をつなぐ形でアンモナイトの化石や珪化木が展示され、生命展示室へ入る。海洋底に噴出している熱水の回りで生命が誕生してから、生命体は地球環境の変化に合わせて進化と淘汰を繰り返して現在に至った。当館ではその過程を多数のレブリカで説明している。いずれも大きなもので見応えがあるが、中でも熱帯雨林の巨木は目立つ。

 また共生展示室では人間活動の、自然環境への関わりに関して説明する。近年、地球温暖化や地球環境の悪化、資源枯渇の問題が表面化して、二酸化炭素やオゾンの排出規制や資源の有効利用とリサイクルの必要性などが緊急の課題となった。これらはやや抽象的な問題なので、分かりやすく紹介するのは難しいか、この問題も扱っている。

 神奈川県は箱根山や相模湾など豊かな自然を持つから、館内ではその自然も紹介している。当館はプレート理論によれば、ユーラシアプレートと北米プレート、及びフィリピン海プレートの交点近く、地球的に見ても微妙な位置にある。従って当館の展示が地学面で豊富なのは当を得ていると思う。

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(作成日: 00/12/16、 更新日: )

 

(施設情報参考)名称_住所_電話番号_駅からの概算路線距離(駅からの概略方位と直線距離)・所要時間・バス_展示規模_対象_開館時間(受付終了時刻)_休館日_備考_{施設情報確認日}開閉館時間と休館日はよく変るし臨時休館もある。事前確認が賢明

 

神奈川県立生命の星・地球博物館_神奈川県小田原市入生田(いりゅうだ) 499_TEL 0465-21-1515_

箱根登山鉄道入生田駅から0.3km(10deg.E 0.2km)徒歩 5分、(小田原駅からはS60deg.W 3.6km)_大_大人子供_

9:00-16:30(16:00)_

月曜日(祝日や振替休日に当たれば開館し、翌平日休館)

奇数月の第2火曜日、12/291/3

館内薫蒸期間や保守などの臨時休館あり_{17/05/22}