福岡市博物館

長い実績を誇る対外交流の土地

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 北九州は地理的に朝鮮半島や大陸に近い。昔の対外交流窓口といえば一般に長崎を思い浮かべるが、福岡はもっと長い歴史を持っている。「福岡市博物館」はその史実を紹介すると共に、民俗資料や美術工芸品も展示している。

 稲作や金属器を使用する大陸文化は、この地方へ日本で一番早く入ってきた。後漢書倭伝によれば、西暦57年にこの地にあった奴(な)国が後漢に朝貢している。皇帝から与えられた「漢委奴国王」の金印は封泥用で、1784年に当地の志賀島(しかのしま)で発見された。奴国のことは3世紀の魏誌倭人伝にも記載されている。

 663年、福岡市の南部に太宰府政庁が設置された。ここは九州統治に関する国の出先機関の役割を果たし、遠の朝廷(とうのみかど)と呼ばれていたが、同時に外交と対外防衛も担当した。当地はその窓口の港となり、外交使節の迎賓館(鴻臚館 こうろかん)が設置された。このため律令制度の時代、当地は九州の政治・文化・経済の中心地として繁栄している。

 鎌倉時代にも当地は対宋貿易の拠点として宋の貿易商や禅僧も居住し繁栄したが、元冦では戦いの最前線になった。続く室町時代には勘合貿易の舞台となり、博多商人が大いに活躍している。秀吉の朝鮮半島侵攻にも博多商人の意見が大きく影響したと伝えられる。

 江戸時代は鎖国時代ではあったが、それでも福岡藩は李氏朝鮮使節の世話や、佐賀藩と共に勤めた長崎の防衛を通じて対外関係に関与していた。そのため蘭学の導入も盛んだったという。このように福岡は長い間対外交流の舞台となった歴史を持っており、当館にはその関係資料を展示している。

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(作成日: 00/02/14、 更新日: )

 

(施設情報参考)名称_住所_電話番号_駅からの概算路線距離(駅からの概略方位と直線距離)・所要時間・バス_展示規模_対象_開館時間(受付終了時刻)_休館日_備考_{施設情報確認日}開閉館時間と休館日はよく変るし臨時休館もある。事前確認が賢明

 

福岡市博物館_福岡市早良区百道浜 3-1-1_TEL 092-845-5011_

地下鉄西新(にしじん)駅から1.2km(NW 0.9km)徒歩15分、(博多駅からはW 6.0km)_

駐車場 無料あり_大_大人_

9:30-17:30(17:00))_

月曜日(月曜日が祝・休日に当たる場合は開館し、翌平日休み)12/281/4_

ミュージアムショップ、喫茶・談話室あり_{17/01/23}