北方文化博物館(豪農の館)

千町歩地主の屋敷に往時を思う

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 越後平野には、かって千町歩地主と呼ばれる大地主が何軒もあった。その中でも代表的な伊藤家の屋敷は阿賀野川畔にある。第二次世界大戦後に農地解放が実施されるまで、伊藤家はその所有田畑約1,400町歩、山林約1,000町歩の大地主だった。

 その屋敷は現在「北方文化博物館(豪農の館)」となっている。建物は明治時代に建てられたもので、総建坪1,200坪の広い屋敷で、とくに座敷部分(挿絵参照)は見事だ。

 伊藤家は江戸中期の1756年分家によって当地に居を構え、明治になってから農地を集積し新潟県第一の大地主になった。かつては小作人が2,800人余もいたそうで、集会時の様子もさぞやと想像される。

 訪れた時、座敷に掛けてあった掛け軸は唐の宰相・李紳の詩の一節「粒粒皆辛苦」だったが、稲作の大地主として心の戒めとしたのだろう。一粒一粒の米はすべて農民の苦労の結晶だという考え方は、飽食の現代日本人全員が再認識しなければならない言葉だと思う。

 蔵などを利用した展示館には考古資料や美術品、越後の民具・民芸品、屋敷で使用した生活用品などが展示されている。また敷地内の三楽亭は三角形の珍しい間取りの茶室だ。

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(作成日: 00/05/10、 更新日: )

 

(施設情報参考)名称_住所_電話番号_駅からの概算路線距離(駅からの概略方位と直線距離)・所要時間・バス_展示規模_対象_開館時間(受付終了時刻)_休館日_備考_{施設情報確認日}開閉館時間と休館日はよく変るし臨時休館もある。事前確認が賢明

 

北方文化博物館本館(豪農の館)_新潟市江南区沢海(そうみ)2-15-25_TEL 025-385-2001_

a)新潟駅近くの万代シティバスセンターから沢海経由秋葉区役所行き新潟交通バスで17km(SE 12.2km),40分「上沢海博物館前」下車徒歩2分、

b)JR信越本線新津駅からタクシー数分_

駐車場 400台_中_大人_

9:00-17:00(411)

9:00-16:30(123)_

年中無休_食堂や売店あり_{17/05/02}