千葉県立房総のむら

四角い大きな古墳のそばに

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関連(古代)  関連(町並み)

参照(古墳A)  参照(古墳C)  参照(古墳D)  参照(分棟造りB)

 成田市の西北、北印旛沼を望む台地上に竜角寺古墳群がある。この古墳群には6〜7世紀に造られた中小規模の古墳が113基も密集している。古墳の内訳は前方後円墳37基、円墳70基、方墳6基で、それらが入り交じっている。

 この一帯は房総風土記の丘として整備され、考古資料館や古墳公園などが造られた。その古墳の中で一基だけ特別に大きいものがあり、それは岩屋古墳と呼ばれる。岩屋古墳は平面の形が四角形の方墳で、7世紀に築造された。

その一辺の長さは約80メートル、三段に築かれたその高さは12.4メートルもある。この大きさは日本最大の方墳といわれる橿原市の桝山古墳に次ぐ大きさで史跡に指定されている。

 千葉県は気候温暖で海陸の産物にも恵まれていたから、大きな勢力を持つ豪族が早くから育ったのだろう。県内には約1万基の古墳があるそうだが、中でも竜角寺・芝山・金鈴塚などはその代表的なものだ。

 ところで竜角寺第101号古墳の発掘調査では、各種「はにわ」が多数出土した。今ではその古墳に263個の複製「はにわ」が築造当初の状態に並べられている。また考古資料館には出土した人物・犬・馬・水鳥・円筒などの「はにわ」が展示されている。

 なお風土記の丘には植物観察園もあり、また江戸時代の農家や旧学習院初等科正堂などの重要文化財が移築保存されている。

 また風土記の丘の隣りには房総のむらが造られて、ここも広い敷地内に江戸時代の各種民家を移築あるいは復元している。各家屋の中には当時使用した家具や道具類を置き、そこで営まれた生活様式を体験できるようにしている。

 房総半島を主な県域とする千葉県は昔は三つの国に分かれていた。すなわち半島の先端から安房(あわ)・上総(かずさ)・下総(しもうさ)であり、概して温暖な気候とはいえ、各々は気候的にも、地形的にもかなりの異なった風土を持っている。

 ここには安房・上総・下総の名主クラスの上層農家が復元されている。その中で安房の農家だけは別棟造りという特異な造り(挿絵参照)になっている。それは母屋と土間を別々の棟に分けて、その間を廊下で結ぶ南方系の様式で、安房にはかなり多く存在した。

 また町屋の区域には約20軒の商家や職人の家が並んでいて、町並みを形成している。各家には調度品や関連用具が置いてあり、また店先で食べ物を売ったりして往時の雰囲気が理解できるようにしている。

 両施設とも類似した面と相互補完する性格を持っているので、04年度から合併され「千葉県立房総のむら」として新発足した。ここは野外博物館だから広い敷地に見学する対象が散在している。それらを一回りすれば、昔の生活を学びながら日頃の運動不足解消ができるのは請け合いだ。

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(作成日: 02/03/10、 更新日: 04/10/06)

 

(施設情報参考)名称_住所_電話番号_駅からの概算路線距離(駅からの概略方位と直線距離)・所要時間・バス_展示規模_対象_開館時間(受付終了時刻)_休館日_備考_{施設情報確認日}開閉館時間と休館日はよく変るし臨時休館もある。事前確認が賢明

 

千葉県立房総のむら_千葉県印旛郡栄町龍角寺 1028_TEL 0476-95-3333_

a)JR成田線安食(あじき)駅から3.5km(60deg.E 2.8KM)、安食駅から千葉交通バス竜角寺台車庫行きで約8分「房総のむら」下車後徒歩 5分、

b)安食駅からドラムバス(栄町内周遊バス)で約15分「ドラムの里」下車徒歩5分、

c)下総松崎(しもうさまんざき)駅から2.7km(25deg.W 2.0km)徒歩35分、

d)JR成田線成田駅西口4番乗り場から千葉交通バス竜角寺台車庫行きを利用し約20分「龍角寺2丁目」下車徒歩8分_

駐車場 普通車155台無料_中_大人子供_

9:00-16:30 (ただし夏・秋などの繁忙期に連続二日間に時間延長あり、詳細要照会)

(なお2018/01/0203の開館時間が9:30-16:00)_

月曜日(休日に当たる時は開館し、翌日休館)12/251/1、臨時休館あり_

なお考古資料館に行くなら房総のむらの一つ手前の「風土記の丘北口」で下車するほうが近い_{17/05/02}