Vol.21

           発 行:破竹会世話人会

 発行日: 2012. 2.23      

=鈴木聡行代表挨拶=

 2012年、平成24年、たつ年が、時を刻み始め、早ひと月が過ぎようとしています。破竹会の皆様におかれましては、新しい年に「おもい」を込めて、それぞれの地域で、それぞれの立場で責任を果たされているとご拝察いたしております。私はと言えば、早世した朋友の武之君を忍び、亡友の常磐君を思い出し、被災された人々のことを考えると、明けましておめでとうございます、とは言えない新年を迎えました。それでも、復旧、復興、回復、改革、再生、出来れば、新生。と、明日へ向かう様々な「おもい」は浮かんで来ます。そして、日本にとっても、歯科界にとっても、「分岐点」となる、なるだろう、「分岐点」とする、出来るだろう今年をしっかり生きて行きたいと、肝に銘じております。一陽来復。冬が終わり、春が来ること。新年が来ること。悪いことが続いた後で幸運に向かうこと。陰の気が極まって、陽の気に復すること。一陽来復とは、どん底の状態にあっても、再び良いことが巡って来ると言う発想。じっと待てば必ず春が来る、明けない夜は無い、とは思いつつも、不安になるのが凡人心理。必ず光が見える、と、信じ切れるか、信じ切れる根拠を持てるか。そして、信じ切れずに動くのではなく、信じ切るために動けるか。それには、「人事を尽くして天命を待つ」を実行しなければいけないでしょう。やるべきことはしっかり実行し、信じ抜いて待つことが最善ではないでしょうか。ご意見は色々あると思いますが、野田首相の施政方針演説での「国民の真の利益とこの国の未来を慮る大きな政治。重要な課題を先送りしない決断する政治」を私は期待をし、出来ると信じております。信じるために、日本人としての誇りを胸に、混迷する政治を注視し、復旧・復興と日本再生を願って、国民主権が実感できる日本再構築を目指して行きたい。まずは、身近なところから優良納税者のひとりの国民として、身を切る覚悟と労を惜しまぬ行動が必要だと思っています。人生観の理想とする「泰然自若」として「達観」する、という境地に近づけるよう、個人と個人の繋がりを密にして、個の複合力の結果として、組織、そして、地域が力を持ち、日本の復旧、復興、回復、改革、再生、出来れば、新生を、実現したいと、心から思っています。今年は破竹会としての大きなイベントはございませんが、世話人会は、この期間を有効に利用して、緊急連絡網を再整備し、有事に備えた役割分担の明確化を図って参りたいと考えております。口腔保健法が、その効力を発揮し、国民の生活を支える歯科保健医療の需要拡大が、口腔保健法を支える歯科医療関係者の安定に繋がることを祈りつつ、破竹会の皆様の健康とご活躍を祈念する次第です。

今年も、宜しくお願いいたします。

今回の震災や原発問題で明確になった事は、日本人としてのアイデンティティーは健在であり、
「日本人が日本人であり続ける事」が、今こそ求められていたのです。
それは、「日本人としての絆」。
「絆」とは、人と人との断つことのできないつながり。離れがたい結びつき。

心と心を通い合わせる大切さ。
それは、「日本人としての誇り」
「誇り」とは、年代間を結び付ける大和魂となでしこ魂。
そして、「絆」と「誇り」を持って今まで築いてきた日本文化を継承し、日本人として当たり前のことを、
真面目に取組む国民性こそ、日本の未来への原動力だ、と信じています。
私達歯科医療関係者で言えば、目の前の患者さんの歯科的問題を解決し口腔の健康を啓発して、QOLの向上を目指し、歯科医師会活動を通して社会貢献を実践する。
こんな日常診療の当たり前のことを、適正評価される社会保障制度になる様、復旧・復興と日本再生の基盤となる国民の健康を担う歯科保健医療の充実を来年こそ期待しています。

「攻撃は、最大の防御」を唱えつつも守るべきもの、守るべきことが見えてきました。
「守るべきもの、守るべきこと」のために

 すなわち、目的や目標さえきちんと設定出来れば、神のみぞ知り、見えぬ定めが有り、成る様に成る世の中であったとしても、ぶれない信念と困惑しない心持ちが有る限り、実現出来ると信じています。
「守るべきもの、守るべきこと」とは

自分であり、家族であり、生業の歯科医業であり、生涯属する歯科医師会でありましょう。
(あっ、ここへの書き込みも)
過去を学ばず、現在に憂慮し、未来に希望を抱かず、現状維持の守りを最善とするならば、次の世界をパラダイスとすることは出来ないと考えている会員トシでした。

【世話人会代表:鈴木聡行】

=平成23年度第12回破竹会総会・懇親会報告=

 平成23年9月18日(日)午後5時より参加人数44名で卒業時の謝恩会を開いた会場でもあるハイアットリージェンシー東京B1F 桃山Aにて破竹会第12回総会・懇親会が開催されました。

 総会は開会の辞に続き、鈴木代表の挨拶があり、東日本大震災で亡くなられた多くの方に対し黙祷を捧げました。報告事項として会務報告を堤が行い世話人会の活動報告があり、渡辺武之君からは会計報告並びに東日本大震災のお見舞い金について報告がありました。次に協議事項では第1に東日本大震災に対する会員からのお見舞い金の取り扱いについて協議され、募金締め切り後に入金があった8万円に関しては一番被害の大きかった秋元君にお渡しする事が満場一致で可決されました。第2に次回の弘前総会の開催時期について協議され平成25年の春頃に開催する方針が決定されました。

 今回は主賓に井出吉信新学長をお招きし、学長就任記念特別講演として大学の水道橋移転と全国歯学部の状況などをお話していただきました。講演終了後には井出学長に花束と御祝いの贈呈がされました。

 懇親会に移り、再び鈴木代表から挨拶があり、昨年亡くなった清信茂夫君に黙祷を捧げました。

 次に乾杯の発声は今回遠方から来てくれた戸村博臣君にお願いし集まった皆の無事を祝い乾杯しました。

 暫し歓談の後、今回の大地震で被災した三浦克之君と秋元英典君から現地の被災状況をスライドを使って報告していただきました。浦安の液状化現象やいわき市の津波の爪痕の様子などはテレビでの報道とはひと味違った現場にいた者ならではの深刻な様子が報告され一同驚きを隠せませんでした。そして被災したお二人からは会員の皆さんから寄せられたお見舞い金に対して謝辞が述べられました。

 その後、順次参加者の近況報告があり、盛会の内にお開きとなり、次回弘前で逢いましょうと角倉紳君から締めの挨拶がありました。

 その後30名以上が2次会会場へと席を移し、さらに親睦を深めました。それでもまだまだ、飲み足りない面々は夜の新宿を彷徨い、3件目のお店へと流れて行き深夜まで大盛り上がりしました。

 今回、出席された会員の皆様大変お疲れ様でした。また、残念ながらご出席頂けなかった会員の皆さんも是非次回の弘前総会にご参加下さい。

【世話人:堤 正幸】

=破竹会青森大会(弘前大会)のお知らせ=

 先の震災で延期となりました破竹会地方総会「弘前大会」を平成25年春に開催致します。詳細は追ってお知らせ致しますので、皆様のご参加をお待ちしております。

【世話人:堤 正幸】

=訃報=

平成23年11月29日 渡邉 武之君ご逝去

平成23年11月30日 川崎 知子様(川崎雅敏君のご母堂様)ご逝去


=渡邉武之君を偲んで=

平成23年11月29日、渡邉武之君が亡くなりました。まさに突然の事で、皆さんも同じだと思いますがとても現実の事と捉える事ができませんでした。その約2か月前の9月18日に行われたクラス会には、いつもと変わらぬ元気な様子で参加していたのに・・・。亡くなるほんの数日前に、補綴の講座の後輩を通じて聞いた慶応大学の関係者の話から「入院した」と言う事は知っていましたが、そこまで悪いとは全く思っていませんでした。訃報を電話で知らせてくれた佐藤剛君とただただ「嘘だろ、なぜ?信じられない。」と絶句していました。

私が彼と出会ったのは、入学後の硬式野球部の練習に初めて参加した時でした。初日から図々しくユニフォームを着て練習に参加していた私と違って(現役で入学した彼は私より2歳若いのですが、実年齢より上に見られる為)ネクタイ姿で練習を見学していた事もあり、私は咄嗟に「先輩だな?いや、OBかも知れない。失礼が無いように挨拶しなきゃ!」と思った事を覚えています。しかし、その誤解が解けた後は彼とはすぐに仲良くなり、その後は卒業後に講座こそ違うものの同じ補綴科に残り、同じ時期に水道橋病院に勤務し、しかも机は隣同士という縁で、気が付けばいつもお互いにそばにいる存在でした。

彼は何事にも真剣に向き合い、妥協を許さない性格だったと思います。水道橋病院では、スポーツ新聞を読む私の隣でいつも黙々と講座の仕事をこなしていました。野球部でもよく練習し、派手さは無いものの堅実な守備で内外野どこでも守れるユーティリティープレーヤーでしたが、怪我が多く、いつももう少しという所でレギュラー取りのチャンスを逃していたので、彼の努力を知る者として自分の事の様に悔く思ったものです。しかし、真面目なだけでなく非常に気さくな性格で、部活の飲み会には必ず参加し、いつも楽しそうに飲んでいました。水道橋病院勤務時代に、酒好きの私が「行く?」と言うと「おう!」といつも二つ返事で受けてくれて、遅くまで付き合ってくれました。いつだったか、夕方から店のテレビで大相撲中継を見ながら一杯やり始め、気が付けば11時過ぎの「大相撲ダイジェスト」を全部見終わるまで飲んでいた事もありました。千住の家へ遊びに行くとご両親がいつも歓迎してくれて、近所に飲みに行っては閉店まで飲んで泊めてもらうというパターンを繰り返していました。お互いに大学を退職してからも補綴学会の会場でよく出会いました。「久しぶりだから昼飯を一緒に食べよう!」と店に入ると「とりあえずビールだな。」とまずは乾杯し、どちらからともなくアルコールを注文し始め、昼間から宴会の様に飲んでしまう事が何度もありました。陽気に騒ぐ事はあっても決して(私の様に)破廉恥に乱れる事はなく、最後まで自分を失う事はありませんでした。「酒が好き」と言うより誰かと楽しく過ごす「酒の席が好き」だったんだと思います。もう、彼の笑顔が二度と見られない事がすごく悲しい。延期になった破竹会の青森大会で「必ず弘前に行くぞ!」と約束していたのに、「早めに現地入りして弘前の地酒を飲むのを楽しみにしているからね。スミ、頼むよ!」と言っていたのに、叶わぬ夢になってしまいました。東日本大震災の思いもよらぬ余波になってしまいました。

約13年前の発作による臨死体験から復帰し、その後は無理をしない様にしていたのだろうと思いますが、なにしろ忙しい男だったので思う様に休みが取れなかったのかも知れません。ご長女が歯学部(日大松戸)に進学し、ご長男が野球をやっている事がすごく嬉しそうで、自分と同じ道を歩む子供達をいつも自慢していました。非常に家族思いでよく皆で旅行に出かけていましたから、短い一生の中でも十分に楽しい思い出を作ってあげられた事だと思います。子育てがひと段落したら夫婦水入らずで旅行でもして、奥様孝行しようと思っていた事でしょう。辛いとは思いますが、ご家族には良き父、良き夫の思い出を胸に彼の分までしっかりと生きて欲しいと思います。

破竹会の友として5人目の帰らぬ人となってしまいました。何年かして我々が彼等の許に行った時に「遅いぞ〜!」、「ゴメン、ゴメン!」と言う様な言葉を交わすのでしょうか。心よりご冥福をお祈りいたします。

合掌。

【角倉 紳】

=世話人会役員人事について=
 大変残念な事に本来会計担当であった破竹会副代表の渡辺武之君が急逝致しましたので、その会計を原良子さんが引き継いでやってくれる事になりました。今後とも宜しくお願いします。

=破竹会緊急連絡について=
 現在破竹会緊急連絡は破竹会メーリングリストに登録されている方にはメールで、そしてその他の方には一斉FAXでお知らせしております。しかし、一斉FAXの場合NTT以外の回線のIP電話、ひかり電話等の場合、または受信側のFAXの用紙切れなどが原因でFAXが届かない場合がございます。今回の渡辺武之君の訃報連絡に関しても「FAXもらってない!知らなかった!」などのお声も聞いております。殆どの皆さんは携帯電話やパソコンですでにe-Mailをお使いだと思います。そこで確実な連絡方法として是非破竹会メーリングリストに登録して下さい。登録していただける方は堤(e-Mail: tsutsumi.d.c@mx3.ttcn.ne.jp)もしくはお知り合いの世話人にご連絡下さい。宜しくご協力の程お願い致します。

 また、住所、勤務先、メールアドレス等の変更や訃報連絡などは鈴木代表または堤までご一報下さい。今回連絡用のFAX用紙を同封いたしましたのでご活用下さい。

【世話人:堤 正幸】

 

 

 
            

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