Vol.20

           発 行:破竹会世話人会

           発行日:2011. 7.13  

=鈴木聡行代表挨拶=

破竹会の皆様、お元気ですか?東日本大震災発生から100日が過ぎ、まだまだ疎開や避難、制限や禁止という非日常生活を余儀なくされている被災者の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。決して迅速とは言えない復旧・復興の状況や、噴出して来る原発問題。混迷する政治の中で、一体誰が舵取りをしてこの国難を乗り切って行くのでしょうか?途方にくれるこの日本を救うのは、結局私たち国民だと思います。イタリアでは、国民投票が行われ94%の人が原発再開を反対し、イタリア政府は原発政策を断念することなりそうです。日本でも日本人としての誇りを胸に、復旧・復興と日本再生を願って、国民主権が実感できる日本国構築を目指して行く国民の覚悟が必要だと思っています。それには、まずは、自分が出来る事を考え行動して行くことだと、私なりに肝に銘じております。日常生活を見直し無駄を排除し節約・節電を心掛け、歯科医師として目の前の患者さんの歯科的問題を解決しつつ口腔の健康を啓発し、歯科医師会活動を通して社会貢献を実践する。当たり前のことを、真面目に取組む国民性こそ、日本の未来への原動力だと考えている方々に、最近沢山出会います。前回のご挨拶にも書かせていただきましたが、日本人としてのアイデンティティーは健在であり、「日本人が日本人であり続ける事」が、今こそ求められています。それは、「日本人としての絆」。「絆」とは、人と人との断つことのできないつながり。 離れがたい結びつき。心と心を通い合わせる大切さ。「破竹会が東京歯科大学89期生の同級生の会であり続ける事」という当たり前の事が、「絆」そのものの「被災した同級生への気持ち」として、何と、111万円が集まりました。有難い事です。人は、社会の中に生まれ、生活し、旅立つ。人は、人によって育てられ、成長し、人となる。時には、気疲れ、時には、傷付き、だからこそ、人は人との「絆」に、気付く。そして、人は、その人らしい人を、築く。すべては、人と人との「絆」の中で。「破竹会の絆」の確認と復興支援の一助にするために、そして、恩師井出吉信先生の東京歯科大学学長就任のお祝いを兼ねまして、9月に東京で破竹会を開催します。会える時に会って笑って、同級生を通して、歯科医人生ど真ん中の自分の生き様を確認し合いませんか?沢山の同級生の笑顔に出会えることを楽しみにいたしております。

【世話人会代表:鈴木聡行】

=東日本大震災見舞金報告=

3月11日に発生した東日本大震災ならびに福島第一原発の事故発生から早4ヶ月が過ぎましたが、被災地の復興も中々儘ならず、原発はメルトダウンという最悪のシナリオになり放射能汚染の拡大に不安な日々をお過ごしのことと存じます。

そのような中、皆様に被災した会員へのお見舞い金を募集した所、57名の皆さんからご寄付頂き、合計1,118,000円が集まりました。皆様の善意に感謝致します。この見舞金は前号でご案内致しました様に、原則被災した会員の休業日数で配分させて頂きましたが、特に福島県いわき市で原発の被害にも直面している秋元君に多く渡るように配慮させて頂き、6月10日に被災した秋元、沼田、三浦(克)の三君に全額お送りさせて頂きました。今後とも末永いご支援を宜しくお願い致します。

沼田君 2日   55,500円

三浦君 8日  222,000円

秋元君30日  840,500

合計     1,118,000円

なお、今回のお見舞い金に関してご質問等ございましたら、会計 渡邊武之までご連絡下さい。

【会計 渡邉武之】

=お見舞い金の御礼=

御無沙汰しております新浦安の三浦です。

早いもので震災から今日で3か月が経ちました。震災直後の1か月間は自分自身何をやっていたのか、ただバタバタしていた記憶だけで、気がつくともう6月になっていた感じです。

現在診療室は平常に戻りました。しかし窓の外では毎日、道路や橋などの工事が続いています。

ところで今日破竹会の同窓の皆さんからのお見舞い金を受け取りました。貰うことにためらいがありましたが、鈴木先生から「みんなの気持ちだからぜひ受け取ってください。」との言葉をいただき、ありがたく頂戴いたしました。みなさんほんとうにありがとうございました。大切に使わせて頂きます。

三浦克之 

鈴木会長はじめ学友の皆様へ

本日,武之会計よりお見舞いが届きました。

私のところよりひどい被災をされている方も大勢おられると思います。心苦しくはありますが皆さんの厚意をあつくいたただいておきます。皆さん,ありがとうございました。

その後ですが,水道も復旧し以前同様に診療しています。こちらの避難所も2週前ぐらいに解散となったようですし,まだ道は洗濯板?の様にひどいものですが少しずつ復旧しています。

もう来ないでほしいところですが何かあったらば必ずお返しいたす所存です。

こんなことしか書けませんがお気ずかい感謝します。お世話になりました!

沼田裕之

破竹会の皆様へ

 今回の震災に際しまして、ご心配をおかけしております。いろいろな方々から励ましのお言葉、多大なご支援にはただただ感謝しております。

 その上、この度は破竹会の皆様からは多大な支援金を頂戴いたしまして心より御礼を申し上げます。

 頂戴いたしました金額の大きさには戸惑うばかりですが、有効に使わせていただきたいと思っております。

 そして、いつになるか、どのような形になるか分かりませんが皆様には恩返しをさせていただきたいと思っております。

 「フクシマ」の原発事故はまだまだ収束しておらず、いわき市の街中は異様な雰囲気であります。

 いわき市のアパートは原発周辺から避難した方々、津波で被災した方々のためにすべて公費で借り上げられて空き室ゼロです。ホテルと言うホテル、温泉旅館という旅館は原発事故のための東電関連の人のためにふさがっていて、一般の営業マンが部屋を取ることが困難になって困っています。ホテル周囲の飲食店街やコンビニは東電特需で賑わっているし、夜間の駐車場は満車状態です。反原発の人間と東電の下請けの若者との酔っ払ってのトラブルも聞こえてきます。

 原発のある双葉郡の歯科医師会の30名の先生方はそれぞれ勤務医、新たな開業地を求めて頑張っておられます。いわき市は隣の市ですので何名かの先生方は移住してこられております。いわき歯科医師会でも県歯科医師会と連携して協力して参りたいと考えております。

 いわきは現在毎時0.22マイクロシーベルトの放射線量です。行政は安全宣言をしているだけで、市民は疑心暗鬼です。

 先日、日大歯学部出身の先生と私の二人で日大歯学部放射線学講座の野口邦和先生を招聘して「放射線と健康リスクへの対応」と題しての一般市民向けの講演会を企画しました。分かりやすいご講演で市民の皆様も安心できて喜んでおられました。その時の内容は‘YOU TUBE’で配信されております。

 毎日毎日そんな複雑な環境の中で仕事、遊びに頑張っております。

 取り急ぎ御礼申し上げます。 

 末筆ながら皆様のご多幸、ご健康をご祈念申し上げます。 

秋元 英典

=世話人会会務報告=

  • 平成23年度第2回破竹会世話人会 平成23年6月5日  水道橋 菩提樹

【世話人:堤 正幸】

=訃報=

平成23年5月3日 竹原 茂久様  (竹原 茂央君の御尊父)ご逝去 享年82歳
平成23年5月2日 松原 シヅ子様 (白石 友子さん(旧姓:松原)の御母堂)ご逝去 享年82歳

平成23年6月9日 川崎 義人様  (平田 千恵さん(旧姓:川崎)の御尊父)ご逝去 享年87歳

ここに慎んでご報告すると共にお亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

=第12回破竹会東京総会開催のお知らせ=

来る9月18日(日)に東京総会を開催する運びとなりました。当初お互いの無事を確認し、復興支援の会となるようにしたいという主旨で計画致しましたが、7月1日に井出吉信先生が東京歯科大学の新学長にご就任された祝賀会を兼ねて開催することに致しました。会場は謝恩会を開催した懐かしの新宿のハイアットリージェンシー東京(旧:センチュリーハイアットホテル)です。下記要領で開催致しますので奮ってご参加下さい。ご出席頂ける方は申し込み用紙にお名前と参加人数をご記入頂き7月30日までに堤までご返信下さい。懇親会会費は事前に同封の振込用紙にて8月10日までに必ずお振り込みをお願いします。なお、当日会費は12,000円/人とさせて頂きます。

平成23年度第12回破竹会東京総会


日時:平成23年9月18日日曜日 午後5時より

場所:ハイアットリージェンシー東京 B1F 桃山A

東京都新宿区西新宿2−7−2 TEL:03−3348−1234

会費:会員10,000円  家族8,000円

主賓:東京歯科大学学長 井出吉信教授

 

 
            

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